ニャル子さん

這いよれ! ニャル子さん 4 (GA文庫)

這いよれ! ニャル子さん 4 (GA文庫)

読了。
個人的には(3)でテンションが落ちたと思っていたので、今回は持ち直した感じがあってよかったか。
(あとドラマCDがガックリ来てしまったのも大きい。業界的に仕方ないとはいえ、この手の作品への期待値は割と高めに設定されてしまうのだ。)
真尋母のカードはそこそこ強力だったと思うが、ハスターは少女のような少年に理解がないためもあっておいらにはハズレに思われる。
実はルーヒーの方がおいらの嗜好/志向/指向/思考に合致しているのではないか。
まあ、それはいいとして。
ハロルド・シェイなんかは原典というか引用元を読もうって気になったものだけど、クトゥルフはとくに原典を読もうって気にはならんな。
NET88から入って(中略)デモンベイン経由ニャル子さんで十分ではなかろうか。*1

*1:あ、一番最初は矢野健太郎だったかも。

SARU

SARU 上 (IKKI COMIX)

SARU 上 (IKKI COMIX)

初っ端からすげー展開。時代は違うが世界各地の思わせぶりなイベントを重ねるイントロは、石森章太郎サイボーグ009」を連想させる。*1
エクソシズムで悪霊に名を問いただしたら、トリスメギストス=トート=ハヌマーン=斉天大聖孫悟空と応えるに。どんな女神転生だ。
タイトルの"SARU"は「猴」で、でっかい猿が人類の歴史にどう関わっているのか?というイメージがだんだんと刷り込まれていく。なかなかに楽しい。
あ、でもフォークランド紛争では海中に謎の生物?を認める場面があるから、特撮モノの「古代の恐竜が現代に」とかの前兆場面を踏んでもいるか。さてどう展開していくのか。
[追記]
敵味方がはっきりした後は、片方が破滅を望み、片方がそれを阻止する流れ。
いまどきノストラダムスの預言を引いてまともに読ませてしまうのは凄いよな。最近だとケロロ軍曹のアンゴル・モアちゃんくらいしか活躍?してないし。
そして敵の戦術が山田風太郎魔界転生」と同じ反魂というのが笑える。征服者ピサロを蘇生させて使うあたり、キリスト教の業の深さも相当なものではないか。

*1:こうした流れではツングースカ大爆発はたいてい引用される。