萌えナビ

日常 妄想

石黒正数「ネムルバカ」に萌えナビというのが登場する。
車に搭載するナビゲーションシステムで、ナビ子という可愛い女の子キャラクタが画面で「えー！？　目的地変更ですかぁー！？」「せっかくここまで道案内してきたのにガッカリです〜」などと応答してくれるのがウリらしい。走行距離や特定の地域に達することでナビ子の衣装が変わったりするようだが、先輩（鯨井ルカ）に「相変わらず不愉快なナビだな…さっさと消せ」などと言われてしまう。
それにしても石黒正数描く自動車は本当にいい加減な絵面であることよ。いや現代の漫画家で120ページのような自動車を堂々と描く度胸には、なかなかお目にかかれませんよ？（それでも楽しく読めてしまうってのは、凄いよな。）
ともかくこの萌えナビと昨日ながら見したテレビの「ヒッキー」特集とがオーバーラップしたものさ。
社会的な人間関係がとことん失われ、親の庇護下に引きこもってしまった状態を「引きこもり」というなら、人生の萌えナビが今こそ必要なのでは。
具体的には…やはりメイドロボ？
時に優しく時に厳しく貴方の自立を支援します。って、メイドロボがいちゃ自立できんだろーが！　というツッコミはありましょうが、所詮なんちゃって自立で構わないのだから（またはハードルを低くしないと立ちゆかないのだから）、これでいいのです。
ところでメイドロボは扶養家族に含まれるのだろうか。いや年末調整とかあるし。

雑誌チャンピオンRED 6月号

Comic

相変わらずエログロ雑誌街道を驀進している。ことほどさようにツッコミどころ満載の雑誌も珍しい。
とりあえずベクターケースファイルは北杜夫「高みの見物」を連想させる。
しっかし、あいつらをなにも絵として表現することはないと思うのだが。共存共栄とかお題目はともかく、見敵殲滅不倶戴天の仇敵というのは確実に存在する。
いい話にまとめる必要はない。レインボーマンの「死ね死ね団のテーマ」を替え歌にして歌いあげるべきである。
といった話はおいといて。
「どきどき魔女神判！」も八神健の壊れっぷりが凄まじい。
以下元ネタ。自分が分かる範囲のみ。
●テンカイチブトウ会（ドラゴンボール）
●「孔明のワナ」（今川泰宏版ジャイアント・ロボ）
●背中にウサギの貌（？）ひょっとしたらデビルマン？
●巫女（シグルイ：牛股権左衛門）
●性格崩壊拳（？）
●エロスペシャル（パロスペシャル。プロレス技）
●魔沈光殺砲（魔貫光殺砲。ドラゴンボールより。ピッコロの技）
●電プッシーロール（デンプシーロール。はじめの一歩より。幕之内一歩の得意技）
●主人公の額に「ミク」の字（キンニクマン）
●髪の毛が逆立ってベタ黒髪から白抜きへ（ドラゴンボール。スーパーサイヤ人）
●左手にサイコガン（コブラ）
●服装＋胸に北斗七星の痕（北斗の拳。ケンシロウ）
●「淫果！」「凹報！」（覚悟のススメ）
●猛虎軟派山（？）猛虎硬把山のことか。拳児とかになるのかな。
●「あンた、背中が破けてるぜ」（背中が煤けているぜ・哭きの竜。ここでは着ぐるみの背中を指している）
●性剣「げんし剣」（げんしけん）
●アハンストラッシュ（アバンストラッシュ「ダイの大冒険」）
●哀・天使（哀・戦士？　機動戦士ガンダム）
ななか6/17を描いていた頃の著者はどこへ？
最後に高遠るい直撃インタビューが読者コーナーにあったが、これまた曲者っぽい。油断ならないこと、おびただしいぜ。