馬場民雄 「虹色ラーメン」(1)-(18) 秋田書店

地味な萌え作品、というのが私の中の位置づけである。
地味に眼鏡娘が多い、という点がそのことを証明しているのである。
あとは主人公がダークサイドに堕ちたときの作画が強烈なのだ。
(ダークサイドって何だ? という人は作品を参照。久保君の描写はさらに強烈だったけど)
まあ何と言うか、エピソードの選択の仕方とか、人間関係の描写の選択とか、実にもったいなくもいい加減なセンスを感じるわけで。
(あちこち萌えの寸止めな人間関係が多かったりする。決して恋愛が物語メインに入ってこないのだ。いまどき珍しい)
構成は少年誌的な展開を持ちつつも、どこかズレているところが魅力であった。
何はともあれ完結した作品というのは、やはりそれだけで幸せな作品ということになるのであろう。


それにしても、師匠という役回りは途中で敵にまわり、最後に和解しつつも死ぬ、というのが王道だよなあ。


[追記]
うまいラーメン、食べに行きたいなあ。