BSアニメ夜話「不思議の海のナディア」
うーむ、視聴直後は懐かしさと楽しさが混ざり合った気分。1990年前後といえばちょうど社会人になったあたり。あの頃は…ってやつだな。母親も健在だったし。
それはともかく作品が楽しいものだと、それを話題とする番組も楽しくなるかのようだ。
当時のガイナックスの話、島編の話、ナディアの露出コスチュームの話、お風呂の話、特撮的視点の話、庵野&樋口監督の話、引用・パロディの話、冒険活劇の話…いろいろ出たけど要するに幸せな作品だってことかと。
少年は少女と出会って冒険して最後に幸せになり、少女は少年と出会って冒険して最後に幸せになる、というのをまあ楽しめる作品として最後まで引っ張って行ってくれるのだから、これはもう諸手をあげて万歳を叫ぶしかないのではなかろうか。
あのエピローグからエンディングへの流れは秀逸だったしなあ…(そこで劇場版につながってしまうと、途端にヘコタレてしまうのが何だが)。
とにかく1時間がとても短く感じた。おおむね満足である。作品をゆっくり見直す時間があれば、と切に思いますですよ。
しかし敢えて言うなら、ジャンの評価が低いのが気になったぞ。
とくに佐伯日菜子さんの認識は甘い。甘すぎる。言うに事欠いて「優しすぎる」とは贅沢茶漬けである。
まるで牛丼の食い方を小一時間問い詰める親父のような心境になってしまいますな。
敢えて言うなら、「ナディアの歌」を作曲したジャンを見て惚れない女は駄目駄目だね!(暴言)