屁理屈をつきかためて理屈となす

(昨日の続き)
そんな馬鹿な…と思われるかもしれませんが、DnDの一面の真実を突いている気がするから洒落になってなかったり。


[フロリメルの日記より]
今回遥かな東方までやってきたのは、とある司祭を訪ねるためであった。
無論Paladin Orderに属する身で、辺境にいるとはいえHigh Level Clericの力になってやってくれと言われれば、微力ながら力になろうとするものだ。
かの司祭はWaterdeep生まれで何を思ったのかRashemenの地に向かい、そこでユニークなPartyの仲間と砦を拠点に活動を続けているらしい。蛮族と魔女の跋扈する土地柄ゆえ、愛や情熱はともかく美に関しては無関心な人々が住んでいるかに思うのだが、信者も今では10人ほど集まり、教会を砦とMulsantir(Large Town)に建設したと聞く。それはなかなかに凄いことなのでないか。普通、我が女神のClericは開拓者・冒険者となって信徒を増やすより、芸術・文化の守護者となることで女神の意志を実現するものだから。
そしてその司祭Roger "the Negotiator" Zelaznyについては、さらにユニークな特記事項が付属していた。
彼の経歴にはThaumturgist, planar cohort, "Eladrin Ghaele" Dorothyの一文があったのだ。
気高き緑の大地Arboreaに住まうというGood Outsiderの少女がなにゆえ女神からかの者につかわされたのか、そこには何か浪漫主義的な背景があるのではないだろうか。異形のものとの愛、というのは中でも大きな主題となり得るがゆえに。


紆余曲折を経てRashemenにたどり着くと、とある酒場でMistyというSorcererに出会った。
意気投合して互いの身の上などを話すと、なんと彼女も砦を目指しているというのだった。目的地が同じであるなら、仲間になるにこしたことはない。彼女はHathranを目指していてRashemenという土地にも明るい。こうして我々は「ファファード&グレイマウザー」といった趣で、Partyを組むことになったのだ。
後でMistyからCohortのValanを紹介されたので、お返しに私の乗騎であるRiding BirdのSquareを紹介したら目を丸くしていた。*1


とくに大きな障害もなく、我がPartyは砦に到着した。
教会を訪ねると、Normanという初老のClericが出迎えてくれた。とりあえずこちらの用件を伝えると「ロジャー様はドロシー様とともに旅に出られました。お帰りはいつ頃になるのやら…」という返事だった。
好きなだけ滞在していていいとのことであったが、こちらはもてなされる客としてこの地を訪れたわけではない。
相方のMistyの方は、なんでもRogerと同じPartyにいるNenaの信仰しているMistra教会の方でいろいろと話を聞き込んできた。
それによるとこの砦周辺でPortalが無いかどうか確認する任務をもらってきたらしい。できればWaterdeepのような大都市につながっていると助かるとのこと。
この場で出来る限りの情報収集をし、The High Country*2方面にPortalらしきものがある洞窟がありそうだと当たりがついた。老司祭のNormanが言うには、東に向かうならTinnirにいるVrulla the WhiteというChaunteaのClericを頼るといいだろうと紹介状まで用意してくれた。なんでもRogerがこの地に来たとき、Vrulla the Whiteの姉妹であるVrulla the Blueに何かと世話になって、友好的な関係にあるという。
とにもかくにも、こうして我々の本格的な冒険が始まったのだった…。


まず砦より南下してThe Golden Wayに出、これを東に進むと2日で湖畔にあるTinnirに到着できる。


1日目:午前
 いきなり「チョコボ」の目が520feetもの先にいるWolverineを発見した。((Skill CheckのRollで20が出ると上方Roll、1が出ると下方Rollのローカルルールを採用している。このときの「チョコボ」のSpot値は実に65であった。))
 近づいて様子を見るが、とくに戦闘に発展することはなかった。
1日目:午後
 街道を行く我々の前にLarge Sizeの狼らしき敵影が4体出現した。
 街道の安全を守るため、我々は戦闘を開始する。
 が、瞬く間にMistyのFireballが炸裂し、4体の狼は四散した。
 あとで調べてみたらこの狼はWinter Wolfで、相手の間合いで戦っていたらかなり苦戦していただろう。
 60gpとPotion(Owl's Wisdom)を獲得した。
2日目:午前
 街道でSpirit Folk(mountain)と出会う。
 世間話などをしてお互いの旅の無事を祈って別れた。
 どうやら東方の山中にPortalがある洞窟があるという話、知っている人は知っているようだ。
2日目:午後
 Brown Bear2体が街道に出現する。
 「今夜の夕食は熊鍋よ!」とMistyが物騒なことを言って戦闘が開始された。
 今度もMistyのFireballが飛び、あっさりと熊は丸焼けとなった。
 私も「チョコボ」を駆って突撃するが、的をはずしてしまった…精進せねば。((出目が見事に「1」だった))
2日目:夜
 <何者かが睡眠をとっているFlorimelとMistyの避難所、Rope Trickに興味を持った模様。
  これが伏線になろうとは。>
そしてTinnir Villageに到着した。
ChaunteaのChapelを訪れ紹介状を見せると、女司祭*3は我々を歓迎してくれた。
この村はなぜか西フェイルーン様式の建築物が多い。私にとっては馴染み深いものだ。
ここには湖畔の宿屋に有名な伝説があって、10部屋あるうちの1部屋が毎晩Chaunteaに祝福されて夢見が良いのだそうだ。
勧められるままその宿屋に投宿することにする。
私が1の部屋、Mistyが10の部屋、Valanが7の部屋に泊まったが、夢見は普通であった。
後から聞くと、8の部屋に泊まった客が「当たり」だったらしい。
宿の番犬であるthe Spirit of a dog "Nyella"にも別れを告げ、次なる目的地Thauntaに向けて早々に出発した。

4日目:午前
 それは突然の邂逅であった。
 地図を見れば分かるようにTinnirからThauntaの旅程は半日にも満たない間でしかない。
 せいぜい10マイルあるかないかの距離でしかないのだ。
 しかしながら我々は最悪の遭遇をしてしまったのだ。
 Mistyが320 feet向こうにLargeSizeの見慣れないCreatureを認めた。
 禍々しい雰囲気を持つ相手に、問答無用のFireballが飛ぶ。
 しかし、いきなりMistyが険しい表情になる。
 Fireballは相手を傷つけることなく霧散したのだ。Spell Resistanceというやつである。
 そして、我々は泥沼のような戦いに突入した…。
 とにかく非常に嫌な敵だった。Mur-zhagulというDemon Trollで、Regenerationが強烈だった。2日目の晩に我らのRope Trickで張ったキャンプに興味を持ったのも、実はこのCreatureだったという。
 1分半もの死力を尽くした戦いの後に、ようやくこれを沈めたのだ。途中1度私は馬上に伏してしまったほどだ。
 Smite Evil付きSprinted Chargeを2発とも決め、MistyがAffinityされたLightning Ballを粘り強く叩き込み、
 CohortのValanが身体を張ってようやく倒したのだ。
 Thauntaに到着した我々は次なる境地(Level)に達し、この町で訓練した後旅を続けることにした。

*1:なんといっても「チョコボ」ですから

*2:Rashemen東方に南北に走っている山脈

*3:Vrulla the White. NG female Human 2nd Cleric of Chauntea