百戦錬磨のキューピッド

雑誌アフタヌーン掲載「ラブやん」で、とうとうカズフサ&ラブやんのコンビが解消。御愁傷様で。
今思ったけど、「ああ、女神さまっ」と「ラブやん」を足して微分したくらいがちょうどいい塩梅のPartner居候マンガになりそうな気がした。いや、積分
(おいら文系だったから、微分積分は習ってないのです)
今回はいろいろと無駄な語彙が増えたことも記しておかねば。
「嫁ローション」「そのとき轢死が動いた」「オレにゾッコンラブ」「カタナとサヤみたく抜いたり差したり」など。
お、居候といえば「るくるく」も居候モノなんだよな。今回はヨフィエル様帰還と地味ながら話の転換点かと思わせるような話。微妙に下品な要素(かんちょー)が入っているのは「ラブやん」を意識してのことであろうか。
とりあえず
悪魔>疫病得意>B兵器無効
悪魔>地獄の環境に適応>C兵器無効
悪魔>「神の光」に弱い>ピカ…
という流れが良かったかな。


それはともかく、月曜から水曜までNHK BS2でやってた少女漫画家特集が気合入ってて面白かったっす。美内すずえ庄司陽子青池保子(敬称略)の3人であったが、なかなかに三者三様で興味深かった。小学校高学年から中学にかけてクラスの女子がよく読んでいた作家なんだよな。
さすがに14, 5歳でデビューし作品を描き続けてきた作家さんだけに、なんというか一つ事を続けてきた凄みみたいなのを感じてしまった。
作品「ガラスの仮面」内の演劇の台本を書いてから作品を描くという美内すずえ、その表現を納得のいくものにするためどんどんと遅筆になっていく。
どんな依頼も断らず締め切り前には描きあげるという庄司陽子、「生徒諸君!」で登場人物に過酷な試練を与えつつもそれを乗り越える勇気を描ききる。
同郷の水野英子を訪ね感激し原稿を送付し続けて機会を得た青池保子、最初の10年は試行錯誤を繰り返し芽が出なかったが、出版社との専属契約をやめて自分のスタイルを確立してからは水を得た魚のよう。
といった感じ。全員アイデアの書き溜めは凄いし、資料の集め方も半端じゃなかった。
面白かったのは、唯一庄司陽子だけはネームにほとんど台詞しか入れないスタイルをとっていたこと。それが「仕事が早い」と言われる所以だったのだ。それでも何ページの作品であろうと一晩でネームを上げる人だというのは壮絶かと。


あ、こうしてだらだらと書いてると眠くてもテンション低いまま起きてられることを発見。
でもまあ、そろそろ寝るべし。週末は久々に早起きして一日セッションが待っている…。
まとまらず、お粗末。