クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃

朝一で見てきました。
「オトナ帝国」や「戦国合戦」がオトナをもターゲットにしている作品だとすると、今回は子供向けの範疇からは逸脱していない仕上がりであったと思います。
とはいえ、楽しく見せるという部分については、相変わらず高いレベルにあったのではないでしょうか。
以下、つらつらと思ったことなど。
いにしえの怪獣モノはすでに特撮というより、こうしたアニメの方が雰囲気を伝えるのに優れているのではないか、とか。Mr.インクレディブルと同様に家族全員がヒーローになるのだが、前者ほどの深み(ヒーローであってはいけない現代に生きるヒーロー家族、というヒネリ)はなかったり、とか。この設定というか物語内ルールを受け付けることができるかどうかが、話を楽しめるかどうかの境界線なんだろうなあ、とか。セクシーみさえXの正体が、ストレス発散のための正義の味方にハマってしまった引きこもり主婦のみさえである落差が(シャレになってないが)かなりツボだ、とか。
でも一番心の琴線に触れたのが、ミサエがいかに主婦って大変なのかをずっと描写し続ける冒頭のシーンであるというのが、実に自分も年取ったと思うのである。それってどうよ?
あとは、ぶりぶりざえもんの使い方が非常にウマイ! と思った。
塩沢兼人さんへの愛を感じてしまったなあ。)
プログラムを読んでみたけど、つまるところ監督のムトウユージさんも語っているように、これは「東宝チャンピオン祭り」として鑑賞すれば良いのであろ。
そういやおいらも小学生時代に、父親と一緒に荻窪で「東映マンガ祭り」(マジンガーZでグレイトマジンガーが登場するやつ。あとフィンガー5の出てくるやつ。デビルマンも登場したかどうかが記憶あやふや)を観にいったなあ。
ゴジラ派でなくてガメラ派だったからか、「東宝チャンピオン祭り」には行ったことなかったけど、まあ似たようなもんであろ。
しかし朝一だったからか、あまり入りが良くなかったのがちと気になる…。


それにしてもプリティミサエス役の福圓美里さんは最近良く見る(聞く)なあ。つうか、そこだけ別の声優を使うのはどうなのさ(笑。
ともかく「ウルトラファイト」(ウルトラマンの怪獣との戦闘部分のみクローズアップしたダイジェスト作品?)のような構成に、なんかクラクラきた作品でしたよ。
(仮留め)