Planar Cohort

ふと思った。
GoodなDeityがClericの要請に従ってCelestialをPlanar Cohortとして派遣する図式ってのは、実は永野護FSSのファティマシステムに近いものがあるのじゃあないか。
そんなことを考えたのも、前回のセッションでとーちゃん氏に「planar cohortって、immortalなの?」と聞かれたことが発端である。
普通に考えるなら、outsiderを単にcohortにしているだけなので、召喚されたcelestialの属性は基本的にUpper planeにいるときと変わりないということになる。ルール上で規定はされていないし、Sageに聞いても「DMに判断してもらってよ」という返答であるが、まあ属性が変わらなければ(ヘッドライナーに対する)ファティマ並みと考えられる。
つまりimmortalであろう。mortalとは相容れない存在、ということになる。
で、この場合deityが派遣する…という点に注視せねばならないと思うのである。
FSSの世界ではファティマのお披露目で騎士との間に契約を結ぶという形をとるが、その選択にはファティマを製作したマイトの意図(?)がかなり影響する。
通常immortalがmortalのmaterial planeに関与するというのはシステム的に問題があるため歓迎はされない。しかしながら、そこにdeityの意志という仲介があるならば、杓子定規な判断では考えられない人間関係が生まれると思うのである。
とくにdeityのportfolioがLove, passion, beauty !であるからには。
FSSに漂うヘッドライナーとファティマの浪漫的な関係性(FSSは悲哀に寄り過ぎているけど)を構築することも、可能だといえまいか。所詮、異形との愛というテーマを抱いた時点で、あらゆる物語内リアリズムを敵に回しているようなものでもある。
言ってみれば空想の世界での妄想、といった位置づけになるかと思う。
しかしながら、それを指摘されたからといって引き下がるようでは、浪漫とはいえまい。
まあ百万言よりも一葉の場面、といったものの方が説得力はあるのだが、ともあれ自分の中で消化しておかないと、ね。