Thirty Years War

体調が低調のままなので、外出せずに部屋に引きこもる。
久しぶりにGMTのThirty Years Warのソロプレイをやってみる。
いろいろとルールを忘れていた部分もあったものの、なんかそれなりに楽しめる。
●第1ターン(1620年〜1621年)
まずProtestant側がイベントでBrunswick=Lunebergを参戦させる。
プロテスタントの初期の行動としては、オーストリアに殴りこむか、ザクセンを指向するか、たぶんその2択になるのではないかと思う。
ただ前者は賭博的であり、通常は後者を選択するのではないだろうか。
今回は試しにザクセンを指向してみた。
その布石としてChristian of Bruinswickを味方に引き入れるというのが、最初の行動だ。
一方のCathoric側は順当にNew Leaderで、WallensteinとPiccolominiをWienに登場させる。
このゲーム、歴史通りCathoric有利である。
序盤のProtestantはほとんどMansfeld頼みだが、CathoricはWallensteinを中心としたImperial(Holy Roman Empire)軍、Tillyを中心としたBavaria軍、そしてかなり制限はあるもののSpain軍を軸にできる。
しかもルールを確認してみると、Protestant軍の補給は厳しく、Cathoric軍は優遇されている。
なので、Protestant側は隙をうかがいつつ積極的に動くしかない。動けなくなるのが先か、援軍が来るのが先かといった展開になる、はず。
というわけで早速、MansfeldをActivateして、ザクセンに向かわせる。
Budweisで民兵を2ユニット糾合し、Pragueに戻り、Dresdenの敵軍を蹂躙、最後にLeipzigに到着する。
ここでザクセンのヨハン・ゲオルグは篭城を選択してみた。
結果としてこれは間違いだったように思われる。
このゲームでは攻囲されて除去された指揮官は復帰できない。指揮官がいないと募兵ができないので、敵を足止めすることもできないのである。
それはそれとして、ともかくその後の展開をば。
Cathoric側は兵力増強を意図し、Wallensteinによる募兵を行う。
(ここでもルールミス。1人の指揮官が募兵できるのは2回まで。募兵3回のカードを使用した場合、3人の指揮官が1回ずつか、1人指揮官が2回&もう1人の指揮官が1回でなくてはならない。ここではWallensteinが3回も募兵していた)
次にProtestant側がMansfeldを活性化し、攻城戦を選択。Leipzigを陥落させる。ヨハン・ゲオルグはあえなく死亡。この時点でザクセンは壊滅。
Cathoricはこれにも慌てず騒がず、BavariaのTillyに募兵させる。
ProtestantはChristian of BrunswichをLutzenに進出させ、Saxonyを制圧する。
Cathoric側も負けじと、Tilly率いるBavaria軍でBudweisに留まっていたProtestant民兵を攻撃してこれを撃破。
これにSaxonyから取って返したMansfeldが、Bohemiaの危機とばかりにTilly軍に突撃する。
Mansfeldは奇襲をかけて何とかTillyを撃退したものの、副官Anhaltが死亡してしまう。
TillyはIngolstadtまで撤退していった。
最後のProtestantの行動で、「オスマントルコが帝国の辺境に侵入」イベントを起こす。
序盤は2ターンに1回はこのイベントを起こせる計算になるため、帝国軍はオーストリア領内にいても自動的に給料が支払われる可能性が低い。
この時代の軍隊は給料が支払われないと、略奪してでも帳尻をあわせようとするので、どんどん国土が荒れ果てることに。また部隊も勝手に損耗していくことになるのだ。
Cathoricも最後の行動で、Wallenstein率いる帝国Veteran部隊を率いてMansfeldに勝負を挑む。
これは戦力も指揮官も優れたCathoric側の勝利であった。
随分とゲームしてなかったので忘れていたのだが、この時点で軍隊に支払う援助金のプールは両軍ともにゼロであった。
自動的に給料が支払われるBavaria領内のBavaria軍やSpanish Netherlands内のSpain軍を除いて、すべてが給与未払い状態となる。彼らは略奪テーブルのダイスによる結果を適用することに。
次のターンからは補給にも気をつけよう、とか思いつつ。
●第2ターン以降(1622年〜1631年)
Saxonyを制圧して勢いにのるProtestantであったが、次第に状況はCathoricに傾くことに。
まずオランダ戦争(Dutch War)にCathoricはSpinolaを派遣する。
Protestantとしては泣く泣くこれに対抗する部隊をオランダに派遣せねばならない。
そこでChristian of Bruswichの部隊を急行させる。盤上はMansfeld軍のほかにProtestant側の部隊はない状況。
Protestantは「リシュリューがフランスの宰相に就任」イベントを起こして、フランスからの援助を利用できるように。Mansfeldの周辺状況を少しでも好転させようと苦肉の策だ。
そうこうしているうちに下プファルツ(Lower Palatinate)をCathoricに制圧され、プファルツ侯フリードリヒ、選帝侯位剥奪イベント(Frederick of Palatine Deposed as Elector)を起こされる。これに対応すべくMansfeld軍がBohemiaから移動したため、Bohemia, Saxony, Brandenburgのラインががら空きとなり、Wallensteinが北上することになる。
●第7ターン(1632〜1633年)
一応、ここまでプレイはしてみた。
Protestantのヒキが良く、最初からSweden参戦イベントをツモってくる。
しかし、Sweden部隊は募兵してから行動すべきでした。
調子に乗ってグスタフ・アドルフ率いるSweden軍でTillyを攻撃したら、撃退されたあげくに「国王戦死!」の報が欧州を駆け巡ることに。うーむ。


このゲームはやはり2日くらいまるまる時間をとって、最後までやってみたい感じ。
序盤は何度かゲームしたことがあるものの、中盤から後半ってやってないのだよな。
山札が増えるので、バリエーションがかなり出てくるはずだけれど。
しかし序盤でProtestantが活躍した場合、手札や指揮官、部隊の不足から手詰まりに陥りがちだ。