本日の戦果


 ■雑誌「増刊コンプエース (3)」
 ■アダ戦記 (5) 完結 堤抄子 一迅社
 ■あなたがいれば (8) 完結 吉村明美 小学館
いろいろと思うところはある。
平野耕太氏目当ての「コンプエース」であったが、今回はお休みのよう。
代わりに吾妻ひでお氏の日記が掲載されていた。まあ失踪日記があれだけ売れりゃあな。
横目で眺めていた作品「鋼鉄の少女たち」は、何やらキナくさい話があったようで、とても継続される状況じゃないようだ。
心癒される「三国一のギャルゲー部」(サムシング吉松氏)も跡形もない有様。
そんなこんなで隔月化というのは、どうか?
一方で出版不況のあおりをくらい、紙面刷新のため掲載作品を終了せねばならなくなった吉村さんの「あなたがいれば」であるが、相変わらず強引だけど読後感は悪くない終わり方。
果たして次回作はあるのか? それとも本当に隠居してしまうのか?
堤抄子さんの「アダ戦記」も今巻にて終了。
基本的にファンタジーで始まりSFで終わるというのがこの人の物語展開の基本なのだろうか。
衛星規模の電子頭脳(人格は女性科学者)への淡い思いを抱きつつ、Swing-By航法で彼女が帰還するか、自分たちが宇宙へと進出するかして、再会を目指す…という含みを残しているところが個人的に浪漫を感じるのだ。
それにしても小惑星をSwing-by航法させることで、惑星軌道を変更できるって全然知らなかったよ。
最後にコミックガム掲載のあさりよしとお作品「荒野の蒸気娘」に言及せねばなるまい。
なんというか、妄想はあらゆる偏見を超越する! と力強く宣言した後、ちょっぴり後悔するお茶目な作品であろう。
乙女回路を搭載させるなら、やはりそれなりのBodyとMentalityは必須だということなのかも。
いや、しかし。