HJコンベンション（PSIONICS）
というわけで、代々木で行われたコンベンションに参加してきた。
シナリオは３大ダメ（褒め言葉）サイオニクス使いの一人と言われている、DM-SKM氏作。
そして、私が参加したＦ卓のDMも、そのうちの一人であるLupin氏であった。
まさにサイオニクスの真髄を堪能するに恵まれた環境であったと言える。
（最後の使い手、Kiryu氏はなんでも集中すべきことが他にあり*1、またテストプレイに参加したため登場しなかった）
とりあえずこの日Lupin氏のDMということで、（別の目標設定として）本当に出目が悪くなるのかどうか、試しに氏のそばの席でゲームに参加してみた。
その結果は…もはや「フィールドは実在する！」と確信するに至ったのである。いやはや。
［以下、ネタバレなため、とりあえずフォントを白くしてみました。］
シナリオはいきなり船で洞窟に乗りつけるところから始まり、回想シーンで冒険の導入を語るという流れ。
何でもトーチ・ポートと連動したシナリオということで、我々サイオニクス冒険者チームはトーチポートの真珠養殖場に出没するLacedon（ラケドン。水棲グール。）退治を引き受けたことになっている。干潮にのみ現れる海岸洞窟にやつらの根城があるらしく、そこに突撃という状況。
まあくだんの洞窟には付随する御宝情報があり、欲深な冒険者にはピッタリの仕事ではある。
Party面子はHuman Paladin/Fighterのレイザック、Female Elf Psion(Normad)のファーニル、Elan Cleric/Fighterのフラゥル、Human Fighter/Barbarian/Rogueのアーネス、Female Human Psion(Shaper)のシルヴィア［眼鏡娘］といったメンバー。平均４レベル。
私はHalf-Giant Fighter/Psychic Warriorのザーラスをやった。
で、最初はLacedon１体にHell Houndが相手。
思えばこのときに予兆はあった。Hell HoundのFire Breath Saveを出目「１」で落としたのだ。
結果、鎧のItem Saveを振るという出だし。
とはいえ、Lacedonの出目が振るわないこともあり、敵を問題なく叩きのめす。
次のステージでは強敵のGrell２体が相手であった。このレベルで空を飛ぶ相手は結構対処が難しい。しかも相手は麻痺攻撃を複数回攻撃してくるのだ。
当然のごとく狙われたファーニルが、麻痺した上にGrappleされる。女性エルフが触手につかまれている構図が出現する（鼻血ブー？）。
危機感覚えたザーラスはDeep CrystalにPower Pointをつぎ込み大ダメージを与え、勢い余ってAugment Expantionを発動してGrellを叩きのめす。
しかし、ザーラスの出目が普通であったのも、立ち位置が良かったのもここまでであった。
次の蜘蛛部屋のステージでは、Large Sizeであることが災いして戦場にたどり着けなかったのだ。
さらにラストステージに悲劇は待ち受ける。
Zombie４体、Lacedon４体、そしてボスのビーカーに入った脳のようなもの。
まずDMの出目が非常に良くなる。Mind thrustの2d10ダメージの平均が15〜20あたりって、どういうこと？
さらに私の出目は致命的なまでに悪化する。
最後の戦闘でたぶん３回くらい殴る機会があったが、命中したのは最初の１回のみ。
残り２回は「ここで当てないと！」という場面で、２回とも「１」！
なんというFieldであることか。
さらに致命的だったのは２回受けたMind Thrust、たぶん10以上の出目でSaveできたにも関わらず２回とも失敗。
最期はSuggestionのSaveにも見事失敗し、「全力で逃げろ！」という指示に従う。*2
結局、この指示を律儀に守って撤退したため、途中の落とし穴に落ちることになる。
それがザーラスを見た最後であった。現在Hit Point「３」、落下ダメージ3d6で「13」。
Complete Death！
こんなに綺麗に、かつドリフのような死に様ははじめてであった…。
Partyは前衛３人が死亡、後衛３人がなんとか敵Bossを倒してDungeonを脱出することに成功する。
しかしながら、Party半壊したショックは大きく、来る途中に開けておいた鉄扉を閉めてくるのを忘れ、満潮時にDungeonは水没することになったのだった。
●今回の教訓
・前衛は出目悪化フィールドを展開するDMのもとでは、極力DMから離れた席に座るべし！
（DMの声質があまり通らない場合、状況説明が聞き取りにくくなることになる。
しかし、それを無視してでも距離はとるべし！）
・Expantionが強いからといって、Large Sizeのままでいるのは危険。
・PsionicはWizardやFighterの代わりにはならない。
雑魚を一掃する能力の代わりに、瞬間最大風速が与えられていると考えるべき。
・Partyで誰の見せ場なのか、常に考えてみること。
麻痺無効であればLacedon相手の壁になり得る。
・やはりParty Leaderは必要だよなあ…。
せっかくレインボウの石川氏と組んでのセッションだったのに、ドリフオチで終わってしまって残念であった。
うーむ。まあ、今回はあまり敗北感とかないんだけど、できるなら雪辱戦をしたいなあ。
