妄想「Boy meets 1st level Ghaele」

4月、それは出会いの季節。
春、それは恋の予感。
St.Ghaele Schoolに入学した貴方は、たまたま隣の席となった、ちょっと雰囲気の涼やかな女子生徒に心惹かれてみたり。
彼女は騒々しい雰囲気の教室の中で、とくに同調するでもなく、かといって拒絶のオーラを放っているでもなく、ただ自然にあるがままといった感じで本を読んでいる。
ああ、男の子なら誰でも(?)憧れる状況ではないデスカ。
「何読んでるの?」
山尾悠子*1
などといった会話が交わされる。素晴らしい。
その瞬間、彼女の瞳の無い乳白色の目が自分をみつめていることに微かな戸惑いを覚えつつも貴方は感じるはずだ。
“かわいい娘だなあ”とか、おもに思春期の少年一般が魅力的な少女に抱くような感想を。
「私はEladrin GhaeleのChristina。Arboreaから来たの。貴方は?」
無論、Knowledge[the plane]にランクを振っていなければ(あるいは振っていたとしても)、ちゃんとした自己紹介は必要だ。
貴方は自分の名前・種族・出身を彼女に告げることになるだろう。
こうして貴方は1st levelの初々しいGhaeleと知り合いになり以後親睦を深めていくことになるのではないかと、かなり浮ついたしかしやむを得ない思いを抱いて「いや学校っ

てのも悪くない」とか思ったりするのだった。


Name: Christina
Class: Eladrin Ghaele-1, Female
Alignment: CG
Size/Type: Medium Outsider(Chaotic, Good)
HD: 1d8 +1 (hp 9)
Init: +1
Spd: 50ft.
AC: 13 [+2armor, +1dex] (touch 11, flat-footed 12)
Base Attack/Grapple: +1/+1
Atk +1 melee (2d6+1/19-20/×2, Greatsword)
Proficiency: Simple Weapon, Martial Weapon
Racail Ability: Low-light Vision, Darkvision 60', +4 bonus against poison save,
Special: Divine Spellcasting (1st Cleric), Domain (No Granted Power) [Knowledge, Protection]
Deity: Angarradh [Elven Pantheon]
Language: Celestial, Infernal, Draconic
Saves Fort +3, Ref +3, Will +4;
Str-11, Dex-12, Con-12, Int-10, Wis-14, Cha-17
Feats: Naturalized Denizen((入学式当日にDimensional Anchorを受けて取得。学園生活送るのにExtraplanarだと何かと都合が悪い。))
Skills: Concentration-4, Diplomacy-4, Heal-4, Knowledge[Arcana]-4, Knowledge[Religion]-4, Ride-4, Spellcraft-4, Spot-4
所持金:FAQを読むと「開始時所持金が記載されていないモンスタークラスキャラクタは4d4×10gp(または平均100gp)を推奨する」とあります。
    「もし望むなら、モンスターのFavored Classの開始時所持金としてもよい」とも。
    ここでは100gpとして装備をあつらえてみました。
装備: Greatsword(50gp)((Greatswordである必要性はまったくない。ここで資金の半分を投じて装備したのは、GreatswordがGhaeleのトレードマークのような扱いだからに過ぎない。)), Leather Armor(10gp)
一般装備: 学生服[Outfit], Backpack(2gp), Holy Symbol(1gp), Pouch Belt(1gp), Spell component pouch(5gp), Waterskin*2(2gp),
Sunrod*3(6gp), Sack*4(4sp), Chalk*10(1sp), Flint&Steel(1gp), Tinderwig*5(5gp), Bedroll(1sp), Bandoleer Masterwork(5gp),
Scroll organizer(5gp)
おもな呪文: 1st Eyes of the Avoral, Ray of Hope [Domain: Sanctuary]
0 level Read Magic, Detect Magic, Cure Minor Wounds
■どんなシチュエーションが考えられるか?
1)言葉
実は彼女はCommonが喋れない。たぶん帰国子女(?)だからってこともあるだろう。
しばらくすれば喋れるようになる(Tongues)のだが、それまでは意思疎通が難しかったりする。
無論、学校の備品であるHelm of comprehend languages and read magicを使用すれば学校内では問題ないが、たとえば日曜日に映画などに誘った際には困ることになる。
ぎこちないBody Languageによるやりとりも、初々しいカップルであればそれはそれで楽しい時間ということになるであろう。
または自分の専攻をWizard系にすることでDraconicによる意思疎通という選択もありか。
2)食事
「少食だね」
彼女のあまりに小ぶりな弁当箱を前に貴方は絶句するかもしれない。
しかし心配するには至らない。
彼女は来訪者。食事をせずとも生きていけるのだ。それは言うならば“体質”ってやつだ。
「食事をするのは、それが楽しいから。そういった理由で食卓を囲むのは、嫌?」とか聞かれたら、「そんなことないない!」と全力否定しよう。
3)試験
たとえば以下のような会話がされてみたり。
「中間テストの結果結構良かったみたいだけど、どんな勉強をしてるの?」
「暗記ものだったら、Scholars Touchでだいたいの内容を覚えられるわ。本当の知力勝負だとつらいけど、Paper Testだったら何とかなるもの」
4)体育倉庫
暗闇に隠れて秘め事、と書くと隠微な感じがする。Darkvision持ちの彼女、というのはどうか?
「先生に体育倉庫から一昨年の体育祭で使った衣装を発掘してきてくれって頼まれたんだけど」
「ついていってあげるわ。私は暗闇でもあまり気にならないし」
(ついでに手を引いてもらえると助かるなあ…と思いつつも、それを言葉に出さないのは男の子だから)
5)軽やかに
彼女の足取りは軽やかで、実に優美である。歩く姿は凛として清々しい。
ただし。
我々が必死に彼女に追いつこうと思ってセカセカと歩いても(Base Speed 30')、彼女は遥か先を行くのだった(Base Speed 50')。
たとえば運動部体育会系(BarbarianのFast Movement)であっても(Base Speed 40')、なぜか彼女に追いつくことはできない。
彼女は別に急いでいるようには見えない。実に不可思議な光景ではある。
6)その目に映るのは?
Eyes of the Avoral, Ray of HopeをCastした彼女は、Spot+16(+8Racial, +2Moral, +2Ability, +4Rank)を誇る。そうなったときの彼女が何かを見過ごすというのは考えにくい。
貴方が失敗したりドジ踏んだり若気の至りで何かしても、彼女は気づいているのにそっとしておいてくれているのだ。実にできた娘さんなのではないか?*2
[追記]
妄想とは関係ない。
DM-SKMさんの日記(Dragon343)を読んで「Mournlandsって何だろう?」と思っていたら、宮本さんのDeck of Many Thingsの2004/10/15記事に取り上げられてました。
Eberronの回復不能地域のことだったのですね。
それにしても2004年10月時点の問題が2006年4月にDragon誌にのっかってくるまでいろいろなところで議論されたかと思うと、実に感慨深いものがありますな。
あと
・WishやMiracleで詠唱したSpellのSchoolは変更後のSpellと同じ
・Epic Weaponの定義は、ちゃんとEnhancemnt部分が+6以上なければならない
といった点がクリアになった模様。ところでおいらの注文しているDragon343はいつ届くのだろうか…。

*1:作家の佐藤“大蟻食の亭主”哲也氏が、佐藤“大蟻食”亜紀さんと大学1年のときに出会って最初に交わしたという会話。そのままである。ええ話や。詳細は「大蟻食の亭主の繰り言」ページ参照。

*2:フォローしてくれるかどうかは好感度によるらしい。