妄想「Boy meets 3rd level Ghaele」

(2006/05/02からの続き)
季節は秋…夏の喧騒が嘘のよう。
詩集片手に紅葉美しい公園を散策するEladrin Ghaele(Juvenile)の姿を思い浮かべてみるに、まるで印象派の絵画のようではないか。*1
「秋の日の、Eladrin Ghaeleのため息の、身に沁みて、ひたぶるにうら悲し」(by ヴェルレーヌ・訳:上田敏
ヴェルレーヌの詩がBBC放送で流れてから24時間以内に開始されるのは、連合軍の反抗(オーバーロード)作戦。
悩ましげな表情のEladrin Ghaeleがため息をつく、そんな様子がドイツ第三帝国占領下のフランス・パリジェンヌを連想させる。
それはともかく、秋を迎える頃には彼女は勉強の成果が上がり、出会った頃よりも知的な側面(Int+2)を垣間見せるに至る。
一緒に夏の海やプールに行き、帰りしなにアイスクリームを食べた鮮烈な記憶も刻の彼方に消え、いまや神秘的で知的な緊張感が彼女を支配している。
彼女は死者との対話(読書)に耽溺し、貴方もそれに付き合うことになるだろう。
「自由に生まれたり、自由に生きたり、自由に死なんと欲す」*2
Chaotic Goodの鑑ともいうべきEladrin Ghaeleの信条は、この言葉に集約されている。
言葉を介して時空を飛び越え、心を書物の海に遊ばす術に夢中になる時期、ということなのだろう。
対して貴方はいささかの皮肉と韜晦を込めて、ラブレーを引用するに違いない。
「I am going in search of a great perhaps.」*3
夕暮れの図書室。
静かにページを繰る音が微かに響く。
ふと目を上げると彼女と視線が交錯する。互いを認めることで、物語世界からの帰還を確認しあう。
そんな秋の一日。仲良きことは素晴らしき哉。


Name: Christina
Class: Eladrin Ghaele-3, Female
Alignment: CG
Size/Type: Medium Outsider(Chaotic, Good)
HD: 3d8 +3 (hp 20)
Init: +2
Spd: 50ft.
AC: 16 [+4armor, +2dex] (touch 12, flat-footed 14)
Base Attack/Grapple: +3/+3
Atk +4 melee (2d6/19-20/×2, Greatsword Masterwork)
Proficiency: Simple Weapon, Martial Weapon
Racail Ability: Low-light Vision, Darkvision 60', +4 bonus against poison save
Special: Divine Spellcasting (3rd Cleric), Domain (No Granted Power) [Arborea],
Spell Resistance[11], Lesser Ghaele Power 1/day((Aid, Color Spray, Comprehend Language, Continual Flame, Cure Light Wounds, Dancing Light, Detect Evil, Detect Thought, Disguise Self, See Invisibility))
Deity: Sulune
Language: Celestial, Infernal, Draconic
Saves Fort +4, Ref +5, Will +5;
Str-11, Dex-14(+2race), Con-12, Int-12(+2race), Wis-14, Cha-17
Feats: Naturalized Denizen, Divine Fervor
Skills: Concentration-6, Diplomacy-5, Heal-5, Knowledge[Arcana]-6, Knowledge[Religion]-6, Listen-1, Ride-6, Spellcraft-6, Spot-6, Tumble-1
Wealth:3rd Level PC (2700gp)
装備: Greatsword Masterwork(350gp), Mithral Chain Shirt (1100gp)
一般装備: 制服[Outfit], Backpack(2gp), Holy Symbol(1gp), Pouch Belt(1gp), Spell component pouch(5gp), Waterskin*2(2gp),
      Sunrod*3(6gp), Sack*4(4sp), Chalk*10(1sp), Flint&Steel(1gp), Tinderwig*5(5gp), Bedroll(1sp), Bandoleer Masterwork(5gp),
Scroll organizer(5gp) , Wand of Cure Light Wouds[50](750gp), Potion Belt Masterwork(50gp),
水着[Outfit], Swimming Goggles[15gp], Oilskin Suit[10gp], Airplant[25gp]
おもな呪文: 2nd (2+1) Divine Insight, Silence [Domain: Eagle's Splendor]
1st (3+1) Eyes of the Avoral, Ray of Hope, Ray of Resurgence [Domain: Longstrider]
0 (4) level Read Magic, Detect Magic, Cure Minor Wounds, Guidance
※部活:バレー部(気質的にはアタッカーだが、Abilityからセッターを務める)
※委員:図書委員(ここは譲れない!(?))
※クラス:保健係&クラス委員(Heal Skill Rankの高さとCharismaの高さから)
※Armor Proficiencyを持たないEladrinは、BoEDに記載されているようにLuminous Armorを好んで使用していると思われる。
 これはむしろLuminous ArmorはEladrin専用であったものが、彼女たちのMaterial Planeでの活躍により一般に普及したとみるべきではなかろうか?
 Luminous ArmorをEnchantするときには、少なくとも私は彼女たちとの間にある運命的な繋がりを思わずにはいられない。*4
※0レベル呪文をGuidadnceに入れ替える。Fleeting Fateはラウンド呪文ゆえCaster Levelが上昇しないと意味がない。
■どんなシチュエーションが考えられるか?
1)Absolute Terror Field
  Spell Resistanceは諸刃の剣。Cureをかけたいのに弾かれる、Spellを防ぎたいのに突破される、それがSpell Resistance!(違
  思春期に揺らぐ心の防壁は彼女自身にも制御不能な面がある、ということなのだ。たぶん、maybe, perhaps…。
  「ごめんなさい、貴方の呪文は私には届かないわ…」
2)貴方が同じクラスだったら
  Eladrin Ghaeleは基本Cleric Classである。つまり貴方がClericであれば同じクラス(クラスメート)であるという図式が成り立つ。
  そして3レベルになれば2レベル呪文Shield Otherが使えるはずだ。ここまでくれば話は簡単。
  そう、「このMaterial Componentを受け取って欲しいんだけど」と切り出すチャンスだ。
  貴方はこの日のために1st, 3rd FeatをToughnessで取得しているに違いない。それは愚かしくも胸を打つ(ドキがムネムネ)青春の一ページ。
  女神の恩寵、いずこにかあらん…てなもんで。
3)笑顔でキメ
  彼女が微笑むとき、貴方のHeartは高鳴り、JoJoの冒険の擬音のように「ドギュギューン!」と射抜かれるであろう。
  すなわち、Eargles Splendorで+4 Enhancement Bonus、さらにDivine Fervorで6ラウンドの間+2 Noname Bonusを受けて、実にCharismaは23まで達するのであった。なんという笑顔の威力。
  メロメロになった貴方に「お・ね・が・い」Diplomacyをした場合の基本値を算出しよう。
  Ability+5, Rank+5, Divine Insight+8, Guidance+1で合計+19。
  彼女の笑顔には勝てない…というか、勝つ気がないのであった。

*1:かなり適当。ルノワール作「イレーヌ・カーン・ダンヴェルス嬢」とか? いや、「マカロニほうれん荘」のルミちゃんを連想したのは、またなぜか?

*2:"Libero, io nacqui e vissi e morro sciolto"

*3:別に「この内に入るなかれ、偽善の徒、似非非信者、老猿和尚に、めそめそ坊主、でぶでぶ出家…」でもいいが。

*4:Ghaele以外のEladrinについては敢えて失念しているらしい。