銀魂

今週号のジャンプ掲載の「銀魂」は素晴しい出来だった。
とくに「合コンじゃねぇ、小学生の給食時間だ」以降の展開が心の琴線にヒット。
1)意中の娘(転校生)の苦手な食材発見
2)“ガキ大将”が男女の越すに越されぬマリアナ海溝より深い亀裂を飛び越えて、苦手食材を「食べてやるから、寄越せ」の一言
3)対して“学級委員長(女)”が「行儀が悪いわよ」の一言で“ガキ大将”の能力(ぶっきらぼうな優しさ)を粉砕
4)周囲の女の子軍団から委員長への牽制が飛び、再び男女越すに越されぬ亀裂が広がる
5)自己犠牲の精神を発揮して委員長・弟の爆弾発言
6)もはや展開グタグタになりつつも、眼鏡のトジっ子図書委員長のサービスカット
7)野球部とサッカー部主将同士の友情が描かれ
8)そして王道(ともにピンチを乗り切った男女は恋におちる)に無理矢理もっていく*1
ここまで合コンと小学生の給食時間を対比して描いた作品は、見たことがねえ(当然か)。
ま、バベルの塔はともかく、久々にツボを突かれておいらは満足でしたよ。
DnDにおける高度な技の応酬を目の当たりにするのと同様な、心の動きが再現されている…とまで書くと嘘っぽいか。

*1:たしかチョコレートがテーマの回の唐沢俊一「ポケット」でも登場した“激しくなった心音をトキメキと勘違いする理論”が、ここでも登場。