古新聞

ヨドバシアキバの1F、エスカレーターの近くに古新聞販売機がある。
1900年代前半(1912年?)から最近までの読売新聞の朝刊1面またはTV・ラジオ欄どちらかをその場で出力してくれる代物だ。
お値段は300円で出力もかなり粗いので、ちょっと割高感はあるもののお手軽に当時の新聞が入手できるのがよろしい。
図書館とかで似たようなサービスはあるのだろうけど、普段利用しない身にとっては行きつけの場所にあるというだけで価値がある。
遠くのアイドルより身近な幼馴染、といった感覚か。
とりあえず生年月日のTV欄と太平洋戦争開戦時(1941-12-08)の1面を出力してみた。
TV欄の方では「魔法使いサリー」「わんぱくフリッパー」「マグマ大使」なぞが放映されていたことが分かる。
番組名の頭に「カラー」とわざわざ銘打ってあるからには、白黒テレビからカラーテレビへの移り変わり時期にあったことが読み取れる。
タレント欄(写真付き)に登場する黒柳徹子の若くて綺麗なことにはちょっと驚く。歳月って過酷なものなのね。
太平洋戦争開戦時1面の方は、思ったより落ち着いた紙面。号外の方が派手だったためか?
ドイツ軍がモスクワを猛爆とか、欧州状況も概略が記載されていた。
なかなかに楽しい。なんとなく「まんが道」で満賀道雄が新聞社のカット書きをしている情景が連想される。
気になる年代の気になる日付でちょっとした情報が入手するのはネットでやった方がいいのかもしれんけど、こうした古新聞を追っていくというのも、それはそれで味わい深いものがあるのじゃなかろうか。とかなんとか。