PPP FR Trilogy Campaign =ネタバレ気にしないモード=

記念すべきPPP初のFR Campaignであり、たぶん3.5e最後のCampaignになるのじゃないかと思われる、FR Trilogy Campaign第一回が開催された。
参加者は以下の通り。4人中3人がCleric Classをかませている。しかも全員別Deity信仰という。変なParty。


[DM] つかださん
[前衛]オライゼン(Listさん) Gold Dwarf Cleric-3/Fighter-1 NG Deity:Ogma Travel Domain, Knowledge Domain
Feat:Knowledge Devotion, Power Attack, Divine Might AC20? Fullplate & Dwaven Waraxe
Lore of the Gods, Collector of Storiesを駆使して、HRとDmgに+2〜+3を付与した上にAbility Scoreが超絶に良かったため(Ability Points 54くらい?)、見事Partyの前衛をつとめあげた。
    出目もおかしかったし、相変わらずオイシイところを持っていく人だ。
    それにしてもKnowledge CheckのBonusが平気で+15〜+20くらいあるのはオカシスギル。
[挟撃] デセイラス Desarass(羽生響さん) Catfolk Marshal-3[Reducing LA] CG Deity:Tymora
Feat:Intimidating Strike, Martial study:Shadow blade technique AC24 +1 Fullplate & +1 Heavy wooden shiled Darkwood with Shield-sheath & Masterwork Coldiron Longsword
PPP初参加。Minor AuraのMotivate CharismaとMaster of Tacticsを適宜切り替えつつ、Major AuraのMotivate Attackで支援。オライゼンのFlank位置を確保することで十二分にその能力を発揮していた。
    何気にIntimidating Strikeで相手をShakenに追い込み、敵の攻撃を当たりにくくしていたのは非常に助かった。
[秘術]メディール Midir(死せる詩人さん) Illumian Cleric-1/Wizard-3 NG Deity:Isis Magic Domain, Good Devotion
Feat: Scribe Scroll, Collegiate Wizard, Fell Drain
Inprumpt MetamagicとPower Sigilによって、5〜6個のSpellにFell Drainを付与したエロいSpellcaster。なぜかMystraには敵愾心を燃やす。
     毎朝Nystul's Magic Auraを自分の頭にセットするNormal HeadbandにEnchantするのが日課
[信仰]マンフレート・レーア Manfred=Lohr(注:ウムラートが"o"の上にある)(からくり)Humanoid[Human, Dragonblood] Cleric-3[Reducing LA] CG Deity:Selune
Feat:Good Devotion, Quicken Spell, Divine Metamagic[Quicken Spell] AC19 Mithral Chain Shirts & +1 Buckler Darkwood with Wand Chamber & Morningstar
ごく普通のCleric。Celestial-Attended Birthにより後見人(Coure Eladrin"どれみ・ふぁう")の指導のもと、Ghaele EladrinのMaterial Planeでの協力者となるようThaumaturgistへの道を志す。
     今回はHPの出目振るわず、最終戦闘で死にそうになる(-8まで行った)が、なんとか生き残った。あんま活躍してない。
DR1374年12月20日、CormyrのSmall Town「Wheloon(ホエルーン)」の安宿で我々は惚けていた。
なんとなれば、仕事がない。
Cormyrも国境線沿いならいざしらず、これだけ内懐にある町では冒険者向きの仕事はない。
さらに先立つものもないので、如何ともしがたい。
どうしようもないので町中で各自辻説法することに。
「月は夜の慈悲深き女王と言います…」から「貴方の暗い夜道を照らす優しい月光、そして道標たる星の光、女神Selune様のもとで共に充実した人生を生きてみませんか?」云々。
残り2人のClericがどのような説法をしたのか知らないが
「Multhorandよいとこ、一度はおいで〜。はぁ〜どっこいしょ」とミディールは説法していたかもしれず。(なにせIsisなどというMulthorandi Pantheonには私も馴染みがない。)
寺子屋つくって子供たちに字を教えるのじゃー!」とオライゼンは言っていたような気もする。
さしたる成果もないままに宿に戻ってみると、「仕事掲示板」に貼り紙があるのに気づく。
何でも町の老舗宿「ワイバーンの見張り亭」に青い服の男を訪ねよとある。詳細は実際にその男に会ってから、ということらしい。
待望の仕事らしいということで沸き立つが、念のためデセイラスが宿の親父に依頼者の様子を確認すると、かなり怯えていたということが分かる。
そう、それは冒険者向きのヤバ目の仕事であったのだ。
そして我々はくだんの宿で男から前金500gp、仕事完遂時1500gpの、Total2000gpの仕事を引き受けたのであった。


仕事は某宗教団体の拠点の内部調査。ありていに言って、内偵というやつだ。
ぶっちゃけ、サティ●ンの内部で何が行われているか、調べることが目的であった。
といっても、我々のClass構成では隠密潜入捜査は無理である。
となればきやつらが「勉強会」と呼んでいる三日間の強化合宿に参加して、我が信仰心がそれくらいのことでは揺るがぬことを見せ付けるべきであろう。
「我らは見ての通り、月の女神、魔法の女神(Multhorandi Pantheonだけど)、知識の神、の僧侶。そして冒険者の女神の信徒。それでも構わぬならば、後学のために勉強会に参加したい!」と告げる。
不自然であろうと何だろうと、冒険者たるもの「無謀キャプテン」(島本和彦)の後半部分[敵の懐にいったん入って力を得るが心までは奪われず脱出、敵から奪ったその力で敵と戦うという王道]を実践せねばなるまい。
月の女神も「あんたって男は…あんたって男は…本当に、漢だよっ!」と涙ながらに見送ってくれるに違いない。(じゃなかったら、「あんたは馬鹿だ。でも、最高の大馬鹿だよ」と微妙な表情で匙を投げる仕草をするに違いない。)
ましてやGhaele Eladrinであったなら、どうか? これはMonster Manualにも記されている“舞台裏での活動”というのに該当するはず。問題ない。
かくして鼻息荒い我らに「カモがネギしょって来たぜ」という態度は微塵も見せず、物腰柔らかな教団の広報責任者はセミナー参加を快く受け入れたのだった。


(中略)
例によって冒険者はすぐにDungeonにたどりつく。
我々のPartyはできることとできないことがはっきりしていて、戦闘で不意打ちはくらうものの、明らかに敵制圧能力には秀でていた。
敵の戦術ミスなどもあり、ほとんど危なげなく最深部までたどり着く。
途中、ヤバいブツ(サリ●?!)を敵が運び去ろうとしていたのだが、これも敵が逃げに入る前にサックリ倒してブツを確保している。
このままアッサリ終了するかに思われた。が、最後の最後で下水道から異形、そして雑魚と思われた相手がSecondary Attackしてきて吃驚のHalberd使いに苦戦する。
まずオライゼンがGrappleされて水中で大ピンチ。
デセイラスがIntimidating StrikeでHalberd使いをShakenに追い込むものの、HalberdがCritしたら3d10+9(?)点くらいは食らうはず。その脅威は残されたまま。
このときManfredのhpは22しかなく、Criticalでちょっといい目が出ればまずあの世という有様。そうでなくても2撃受けると倒れるわけだ。最悪は2撃目がCriticalで、これだと誰が食らってもかなり死ねるはず。
だからといって行動せぬという選択肢はないわけで、「Ghaeleさまもあの低HDで頑張っておられるのだ」と果敢に前に出る。DMの出目にも助けられかなり頑張れたが、結局-8で昏倒。以後は仲間の頑張りを見守るしかできなくなる。
移動>敵のAoO外れる>Balance Checkに失敗>下水に落ちる>SwiftでAnkletを起動して水中から脱出>でもProne>Standardが残っているのでWandを振るう
といったドリフのような手番もあったが。
だが、オライゼンが驚異の頑張りを見せ、水中でGrappleされているにも関わらず、Armor Spikeで異形の怪物を倒しきる。
こうなると一気にParty側有利に。詰め将棋のようにHalberd使いを追い詰め、ようやくDungeonの掃討を終えるのだった。


次回はDungeon内でみつけたMapを頼りに、あやしげな沼地にDungeon探索といった流れか。
なかなかに盛りだくさんなCampaign第一回であった。