かかし朝浩

ふぁにーふぇいす(1) (Gum comics)

この人の作品、最初に読んだのが「公立乱発高校エロチシズム研究部」(1998年・司書房)である。
内容は推して知るべしなのだが、まあおいらとは相性がよい作品であったことは確かだ。
それがいまや「暴れん坊少納言」といった作品を書いているわけだが、おいらとしてはこの「ふぁにーふぇいす」がオススメなのである。
いきなり打ち切りで唐突な最終章や、詠美よりも多恵子の方がヒロインっぽいとか、あちこち散見されるツッコミ所とか、実に味わい深い。
「電車男」なんか映像化するより、こっちを映像化した方が、（おいらは）楽しめたし意義もあったのじゃなかろうか。