殺戮機械

読了。復讐すべき相手が謎に包まれているが故に、発覚して倒されるまでが意外と呆気ない。
それはそれとして「復讐の序章」のヒロイン・パリスは結局ヒルデマー・ダースに乱暴されるという災厄に見舞われたが、「殺戮機械」のヒロイン・アルースはそれほど酷い目にあわずに物語終了まで乗り切った。まずは重畳。
これがデュマレストサーガだと最後には大抵命を落としていたので、まあそれよりマシであることは確かだ。三巻目は如何に? 官能的な話だというので、小学生のように胸をドキドキさせて期待。
にしても表紙の絵、萩尾望都だったのね。アルースだと思われる女性がいい感じ。