PPP Red Hand of Doom Campaign 7 【ネタバレ上等】


DM:死せる詩人さん
[Flanking Attacker]Clip(さるしんごさん) Whisper Gnome/Minor Demon bloodline[CG],Whisper Gnome Ranger-1/Duskblade-1/Barbarian-1/Figher-2/Crusader-1/ Swordsage-2 => ECL9(Warblade)
[Shooting Attacker]Petitplus(もっちー) Human[CN],NonSpellcasting(Feat取得) Ranger-9 => ECL10(Ranger)
[Evocation Specialist Attacker]Iajahaal(つかださん) Illumian[LN],Boccob,Wizard(Evoker)-5/Master Specialist-3 => ECL10
[Mounted Charging Attacker]Kachua(からくり) Humanoid(Dragonblood)/Minor Cloud Giant bloodline[LG],Ehlonna,Female Dragonborn Paladin-8/Crusader-1 => ECL10(Horseman)
Scáthacha(からくり) Unicorn[CG](Paladin Mount)
ネタバレ上等なので隠す。


前回Brindol攻防戦で、実に4回連続の戦闘でリソースがスッカラカンになった我々である。
今回はさらに、なぜかBoomが「俺の残業時間は月に150時間!」とわけの分からんことを言って、いつの間にかPartyから離脱。万死に値するといった有様。
いくらなんでも休憩してレベルアップ処理をさせてくれるのじゃなかろうか? という、至極真っ当なPlayerの要求視線に目を合わせないDMに対して、ぼくらは正義の怒りに燃えるのであった。
「だってシナリオに書いてあるんだもの」という台詞は聞き飽きた。


ともかくBrindol防衛軍本部からのTelepathyによる指令が途中で途切れたため、急遽Pelor寺院の本部に戻るのであった。
寺院前広場に到着すると、どうも様子がおかしい。非常時の臨時司令部近辺であるにもかかわらず、衛兵がそこここに倒れている。
近づいて確認するもグッタリしていて意識がないようだ。どうやら司令部近辺に何やら敵の手がのびていることが分かる。
まともにHealにRankを振っているClericがいたならば、倒れている衛兵の身体確認をするのだが、なにせ我々は「Cleric? 食べられるの、それ?」という頭の悪いPartyだ。
「敵はどこだ?」とばかりに周囲を見回す。するとPetiplusがRangerらしく、近くの棺桶屋二階に怪しい人影を目にする。
Kachuaは「そこだ!」とばかりにMounted Lance Chargeをかまして棺桶屋の扉を打ち破ろうとするも果たせず、続くRide-by AttackによるScáthachaのUnicorn Horn ChargeでようやくBreakさせる。
「緊急の御用改めである」と長谷川平蔵ばりに声をあげ、器物損壊に対するツッコミを封じる。
だがそんな細かい話はどうでもよく、敵は二階から弓を射かけてくるし、一階にはSpell Casterが2体いてMirror Image * 6で延命措置をはかりつつLightning Boltを連打してくる。
結局一階ではKachuaがSorcererと思しきHobgoblin*2と交戦、二階ではDimension Doorで飛び込んだ残りのParty面子がNinja Blackspawn Raiderと戦うといった二正面作戦になる。
KachuaはMirror Imageをどうこうできる手段がないので、地道に殴っていくしかないのだが、既にしてLightning BoltでボロボロにされCloak of Charisma+2がItem STを落として消え去る始末。
日露戦争秋山好古が日本騎兵を下馬させて戦ったように、KachuaもDismountしてScáthachaを押し立てて戦うように。あな口惜しや。
二階では敵がInvisibility状態であるためいいように翻弄されていたが、Iajahaalが何やら1st Level Spell (+Sunflower of Pelor)で相手の場所を特定すると、Clipの攻撃でこれを沈める。
Petiplusはhp-2となって倒れたが、IajahaalがMisterに詰めていたCure Potionを使って意識を取り戻す。
Clipが一階の戦いに介入する頃には、Kachuaも敵を一体倒していたが、残り一体がSummon Monster 4をFull Roundかけて成功させ、あろうことかYugoloth, Voorを召喚する。ただでは死なんと敵ながら天晴れだが、賞賛している余裕などない。
実際Voorは強敵で、ClipがFull Attackを受けて追い込まれる。
ここで頼れる男、Iajahaalが戦場に到着して、必殺のArcane Turmoilを唱える…も、SRを抜く出目は「1」!!!
万策尽きたかと思われたが、Alter Fortuneによって振り直し。SRを抜く出目は「20」! Dispel Checkの出目も「20」!
華麗にこの戦闘をおさめる。
「いいFortuneでした」と皆から絶賛される。


状況をまとめると、Ninja(!)の忍びの技によってBrindol防衛司令部が大混乱に陥り、指揮をとっていたジャルマース卿も負傷してしまったとのこと。
だが病床で卿は指揮をとり続けており、我々が事態の報告に赴くと、敵は我々の抵抗によって敗勢となったがために大将御自ら出馬してPelor寺院を潰しに来ているゆえ迎撃してほしいと頼まれる。
二次大戦のドイツ軍パイロット(東部戦線)のような信じられないような出撃回数を思えば、五連戦や六連戦どうってことはないのかもしれない。
「我々にお任せください」と応えるのであった。
Brindol防衛隊の残存兵力を寺院前に集結させて、迎撃態勢を整える。
ハロルド・シェイシリーズ2「妖精郷の騎士」に登場するブリトマートのごとく、「Brindolの勇士たちよ。今こそ勲をたてるとき」など督戦に励むKachuaであったりなかったり。
で、やってきたのは原哲夫の絵柄が似合う図体をした竜魔将ハーン!(頭悪そうだけどカッチョええ字面!)
その配下の精鋭Hill Giant * 4である。
ただのHill Giantなわけがないと踏んだら、何やらMartial Adeptを積んでいるようで、Ticket of Bladesを展開している様子。あり得ねえ。
つーか、我々のParty構成では大ダメージを回復させる方法も時間的余裕を作り出すこともできない。非常に原始的な戦術、戦力を維持し続けながら敵を一体ずつ確実に仕留める手を打ち続けるしかない。
降伏勧告をしてくる竜魔将に対し、身の程をわきまえない男の告白を満面の笑顔で拒否する美女を彷彿させるかように微笑み返すKachuaであった(Paladin相手に何を言っているのだ、お前は)。
戦端が開かれるとClipが度胸一発Hill Giantに向かって突っ込んでいく。アニメだったら「俺が道を切り開く」と突っ込むものの討ち死にして「お前のことは忘れない」と後で仲間に花を手向けられる役柄だ。
Clipは相手にダメージを叩き込むものの倒しきるには至らず、敵の手番となる。
竜魔将ハーンはこちらの戦力を把握しており、まずWind Wallを張ってPetiplusの動きを牽制、Law Devotionを発動させて次の攻撃への布石とする。
一方、Hill Giantたちは飛び込んできたClipをニ体が取り囲んでボコ殴り。さらにニ体がKachua目掛けてChargeしてhp20/88にまで追い込む。
勝利への綱渡りとばかりに我々は、ヒットポイントという身を削りつつも、敵に攻撃を集中させて冷静に対応する。
IajahaalがSleet Stormで後続のHill Giantの前進を阻んでいるうちに、KachuaはWhite Raven TacticsでParty最大のStrikerであるPetiplusを動かし、またもや下馬してScáthachaを前面に押し立てて凌ぐ戦いとなる。
このときKachuaのヒットポイント推移は、20 => 29(Wand of Faith Healing) => Hill Giantに殴られて41点ダメージ! というもの。
普通のPaladinならこれでComplete Deathだったが、幸いKachuaはCrusaderが混じっている。Steely Resolveでダメージを逃がして何とかhp-7で現世に留まる。
その間にもハーンはDivine Favor, Divine Powerと自己強化を続け、Petiplusに照準を定めてFlying Charge(Air Walk)してくるのだった。
IajahaalのArcane TurmoilでDivine FavorとDivine Powerを剥がしていなかったら、さらなる惨状を繰り広げていたろう。
Petiplusの射撃は高ACを誇る竜魔将の鎧の狭間にことごとく命中しこれを倒すも、最後に残ったHill GiantのZOC内に瀕死のKachua(Potion飲ませてもらって動けるようにはなった)、CasterのIajahaal、Archerで傷を負っているPetiplusという状況が現出する。
相手はTicket of Blades持ちで5ft Stepすらできない。
仕方ないので比較的余裕のあるScáthachaをFlank位置に呼び寄せて(AoO時のACは実に35まで跳ね上がる!)、95%まで命中率を高めた上でKachuaがDouse the Flamesをもって相手のAoO能力を奪う。そして相手の手番に回れば誰かが死ぬという状況で、Petiplusがまたもや目にもとまらぬ速射を見せ、Hill Giantを倒すのであった。
なんかうちらはいつも勝利への本当に細い道をふらふらになりながらも何とか辿って生き残っているという感じ。


次回からはCampaign最終章ということで、早めにシナリオを切り上げる。
余った時間でThree Dragon Anteを遊び、一回目・破産、二回目・大勝利(全員の所持金250gpなのに一人で180gpくらい集めて勝った)、三回目・凌いで凌いで最後に勝利。
三回目のGambitが長期戦となり、食事に向かったのが22時頃だったか。
その後飯屋で楽しく時事放談。気がついたら23時40分。慌てて帰宅の途に。よい週末でした。
[追記]
飯屋で久々に谷中生姜を食べた。
子供の頃は胡瓜+味噌か谷中生姜+味噌で、何杯でも御飯が食べられたものだ。