不思議な家族

帰宅時に終点ひとつ前で下車した三人組が想像力を喚起してやまなかった。
恰幅の良い40代後半と思しき彫りの深い金髪のおばさんが立っていて、席に座っている二人の子供に何やら声をかけたりしている。
子供はおばさんの娘であろう黒髪でラテン系というかブラジル出身じゃないかと推察される10代後半の少女、それにどう見ても日本人の小学4年生くらいにしか見えない少年である。
一体どんな取り合わせなのだろう。
息子のいるバツイチ亭主(日本人)と娘のいるバツイチ奥さん(ブラジル人)が結婚した結果による家族構成だったのだろうか。
いやなんでブラジル人かというと、その娘さんの体形が非常に肉感的であり、ちょっと日本人にはあるまじき凹凸を醸し出していたからであろう、たぶん。つまりリオのカーニバル
別にラテン系だとしたら、フランス人でもイタリア人でもいいような気がするが。いやまあ、そもそもおいらの目が他の風景との相違をそこに見出したのは、ずばりその豊かな胸のあたりに非日常的な夢と希望を見出したからに他ならない。
そんな娘さんと少年は仲良く携帯用音楽再生機からの音楽を、イヤホンの右と左に分け合って聴いているのでした。
なんかこの光景だけで様々な妄想の飛翔への予感に心躍らせている自分に感心したり呆れてみたり。でも、やっぱ違うわ(10代だけ、または20代前半のみの輝きとはいえ。*1

*1:40代になると母親のようにそもそも容積がはちきれんばかりに…以下略。