天才ファミリーカンパニー

無茶苦茶面白いではないか。「のだめ」よりもこっちの方が好きかしら。
なんか才能あって社会で生きていくに困らない男性が、女性だけでなく身近ないい加減さなぞに振り回されつつも懸命に正気であろうとする様が活き活きと描かれている。とくに永沢京子とのやりとりは実際に起きていることと思っていることのアンバランスさが強烈なキャラクタとともに印象に残る。
また明るく軽く描いているのだけど、阪神・淡路大震災での政府の対応・首相の姿勢についてカマしていたり、なかなかに油断できず。
で、文庫版で最後まで一気に読むはずが、以下続刊であったか。ちょっと目算が狂う。とにかく二ノ宮知子は凄いという認識を新たにする。