アシスタント伝奇ケイカ ==KEIKA, The Romance of the Assistant== 西川魯介

アシスタント伝奇ケイカ 1 (ジェッツコミックス)

アシスタント伝奇ケイカ 1 (ジェッツコミックス)

サブタイトル元ネタ一覧。
01: 抜けアシ => 抜忍 山田風太郎とか白土三平? 横山光輝は違うか?
02: ペンと線 => 点と線 松本清張
03: 深夜プラス1 => 深夜プラス1 ギャビン・ライアル
04: おそらくは夢を => おそらくは夢を ロバート・B・パーカー
05: サクリファイス => サクリファイス アンドレイ・タルコフスキー
06: 白魔来る => 足塚茂道まんが道)作品からと巻末の各話解題に記載あり。
07: 顔のない男(アシ) => 顔のない男 モーリス・ルブラン
08: 処女神の午後 => 半獣神の午後 ステファヌ・マラルメ [Poem]
09: 仮面劇場 => 仮面劇場 横溝正史
10: 大いなる“E” => 大いなる“C”ブライアン・ラムレイ [Cthulhu]
こんなところか。
1話、鎧甲冑武者の悪の頭領+下忍(ショッカー:仮面ライダー・ベルトとバックルがまんま)の構成。でも鉄ペン党は鉄面党(スーパーロボット レッドバロン)から来てるような。
2話の最初で、海瀬良泥先生の背後のポスター「愛の嵐」「ナバロンの嵐」についで「マッキントッシュ・あらし」とある。
2話最後で登場の笹辺紬くんに妖怪アンテナ。
3話で遊佐たまえが来ているTシャツに「でとまそ」の文字。デ・トマソ・パンテーラ(De Tomaso Pantera)からパンチラを意図しているのか。
3話で笹辺紬くんの陰部を「金精大明神」と表記。
3話「来たかチョーさん待ってたドン」>“待ってたホイ”と記憶していたが…どっちが元祖なのか。
5話の最初、笹辺くんが赤頭巾で街並みはつげ義春ねじ式」を意識してるっぽいのに、向かう先は「めぞん桎梏」と微妙に高橋留美子を意識している。
5話「神は天にいまし。世はすべてネタもなし」Browning, Robert "God's in His heaven, All's right with the world. "
5話「光ファイバー バイブレーション 回路全開」 => 光ファイバー コミュニケーション 回路全開(プラレス三四郎
6話の河瀬夕紀の見得は特撮定番(微妙にズバット入ってる?)
8話、百合のハッテン場の擬音が「どゆりりーん」ってのは流石に魂消た。
10話にさりげなく配置された同人誌「テンタクルズ馬肥ゆる秋」が読んでみたい。
Guestは瀬名陽太郎氏。「ページ間を読む」とあるが「コマ間を読む」でもいいんじゃないか。
西川魯介氏は女装ショタ、百合展開がDefaultであるようだ。大野剣友会と仮面ペン友会とでは…当然だが比較にならんぜよ。
あと巨大女はマクロス系の流れを組む由緒正しい萌えポイントなので、どっかでイベントやってそう。他にも巨女といえば…本宮ひろ志だっけ? 平野仁&小池一夫「青春の尻尾」のイメージもあるな。