モンタイユー
読み始める。
冒頭のところで、1300年代のフランスはピレネー山脈よりの僻地モンタイユーは200人くらいの村で、士農工商など階級分化するような状況になく、誰もがいろんな役割を兼ねていたとか説明される。
この文章で連想したのは、なぜか映画「Local Hero」である。
この映画は北海油田か何かの調査のために英国僻地に派遣されたエリートサラリーマンが現地のあまりの田舎な生活に吃驚至極という展開なのだが、そして途中から村の生活に取り込まれていくのも結構楽しいという流れだが…それはともかく。マーク・ノップラーの音楽もすこぶるよろしげというのはおいといて。
村を訪れたサラリーマンが雑貨屋の店主に宿屋のことを聞いてやってくると宿屋の店主はさっきの雑貨屋の店主だった、とかいう場面(あやふやな記憶)を思い出したのだ。
そしてなぜか絶倫で宿屋に泊まっているのにまんじりともしない夜を過ごすことに。なんというかそんなどうでもよいあたりを思い出すのであった。
海洋学者の女性とともに現地に留まる選択をした脱サラした方のサラリーマンは、その後幸せになっただろうか…などとどうでもいいことばかり気になるのである。いや脱線脱線。
モンタイユー: ピレネーの村 1294~1324 (上) (刀水歴史全書)
- 作者: エマニュエルル・ロワ・ラデュリ,エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリ,井上幸治,波木居純一,渡辺昌美
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- 発売日: 1990/06/20
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[2009-01-31 追記]
ホテルの主人が隣の会計士も兼ねている…というのが本当だった。
「ここの者は仕事をいくつも持っている」
それにしてもあらためてチェックすると記憶があやふやなことに驚くぜ。
場所はスコットランドでソ連のムルマンスクから祭りに参加するためにロシア人がやってくるとか、土地成金の夢に浮かれまくる田舎の人とか、Burt Lancaster爺さんの無茶っぷりが今見ても楽しすぎる。