北国の帝王 Emperor of the North

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/dvd-7f2e.html
こちらのたけくまメモを拝見してすぐに注文した作品。
すげー映像だった。
終盤の殴り合いは俺的にはそれほど感銘受けずも、前半の待避線へのチキンレースや若造との奇妙な道中といったあたりは好みだった。
またライナーノートにも記載があったが、乗客の女性が脇の下を剃っている場面と、河で牧師に懺悔して何度も顔を水中に突っ込まれるうら若き女性の透け乳(乳首がうっすら)の場面は、確かに魁!男塾並みに漢だらけのこの作品で印象に残るものであった。
それにしても、男の生き様はいつでも理解されがたいものであるし、理解されたからといって道を同じくするよりはかえって相容れない可能性が高いのじゃなかろうか。
一方で、佐藤亜紀陽気な黙示録」経由で倉多江美「静粛に、天才只今勉強中!」などを並行して読んでいると*1、良い感じに“生き方”の面白さが脳内でシェイクされるのであった。

*1:ちなみにAmazonのレビューでも、「陽気な黙示録」経由で「静粛に、天才只今勉強中!」にたどり着いている人がいた。だいたいおいらが高校時代〜大学時代にコミックトムを立ち読みしてたけど、それは横山光輝「三国志」を読むためだった。フランス革命の題材はともかく、連載を細切れに読むより単行本でまとめて読む方が楽しい構成になっていたため、当時は読んでいなかったのだろう。それを25年振りくらいに古本で読むとは。長生きはするもんだのう。