PPP FR Trilogy Campaign 17 [Anauroch:The Empire of Shade 1] 【ネタバレ上等】


[DM] つかださん
[前衛]オライゼン Orithen(Listさん)
Gold Dwarf Cleric-12/Fighter-1(ECL13) NG Deity:Ogma Travel Domain, Knowledge Domain
Feat:Knowledge Devotion, Divine Might, Extend Spell, Persistant Spell, Divine Metamagci[Persistant Spell], (Power Attack)
Weapon: +1 Dwarven Waraxe, Matial Dicipline[Setting Sun]
Armor: +1 Fullplate
Shield: +1 Extreme Steel Shield, Animated ???
HP133, AC24
[挟撃, Squard Leader]デセイラス Desarass(羽生響さん)
Catfolk Marshal-7/Holy Liberator-5(ECL12 => ECL13 Holy Liberator-6, Special Mount登場!) [Reducing LA] CG Deity:Tymora
Feat:Iron Will, Goad, Combat Panache, Dodge, Extra Smiting
Weapon: +1 Longsword, Holy, Keen(Tyr)
Armor: +3 Mithral Chain Shirt
Shield: +3 Darkwood Heavy Shield, Shield-sheath
HP91, AC28
黒竜号?]Celestial Heavy warhorse (羽生響さん)
As Special Mount, Desarassが13th Levelから登場。騎乗者とともにIsland of Bladesで主従でFlanking攻撃の自作自演展開か? Shield Otherで防御もなんとか。
HP82???, AC24
[秘術]メディール Midir(死せる詩人さん)
Illumian Cleric-1/Wizard-4/Dweomerkeeper-7(ECL12 => ECL13 Dweomerkeeper-8) NG Deity:Isis Magic Domain, Good Devotion
Feat: Collegiate Wizard, Chain Spell, Quicken Spell, Easy Metamagic(Chain Spell),Metamagic Spell Trigger (Scribe Scroll, Arcane Domain[Conjuration], Inprumpt Metamagic)
HP88, AC15 Mage Armor & Githcraft Buckler
[技能, ONI Sergeant] リューオーン Lieworne(ほえほえさん) Humanoid[Human, Dragonblood] UA Rogue-3/Swashbuckler-1/Swordsage-2/Chameleon-6(ECL12 => ECL13 Chameleon-7) [Reducing LA]
Feat:Able Learner, Nymph's Kiss, Alertness, Keen-Eared Scout, Two-weapon Fighting (Combat Reflex, Weapon Finesse, Vexing Flanker, Chameleon Bonus Feat[Shadow Blade]にしていた)
/ Main Stance:Island of Blades, (Step of the Wind) /
Weapon: +1 Adamantine Shortsword, Matial Dicipline[Shadow Hand]
Weapon: +1 Dagger, Shocking Burst
Armor: +1 Mithral Chain Shirt
HP99, AC26
[信仰, Medic]マンフレート・レーア Manfred=Lohr(注:ウムラートが"o"の上にある)(からくり)
Humanoid[Human, Dragonblood] Cleric-7/Thaumaturgist-5(ECL12 => ECL13 Divine Disciple-1) [Reducing LA] CG Deity:Selune
Feat:Extra Turning, Quicken Spell, Divine Metamagic[Quicken Spell], Spell Focus[Conjuration], Leadership, Improved Cohort
Weapon: Morningstar, Wand Chamber
Shield: +1 Buckler, Darkwood, Wand Chamber
Armor: +1 Mithral Chain Shirt
HP91, AC20
[天使, Heroine] ルイーゼ Luise (からくり)
Outsider[Chaotic, Extraplanar, Good] Ghaele Eladrin-11(ECL11 => ECL12 Ghaele Eladrin-12) CG Deity:Selune
Feat:Power Attack, Quick Draw, Precise Swing
Weapon: +1 Lucerne Hammer, Everbright, Shadowstrike
Shield: +1 Darkwood Heavy Shield, Githcraft, Animated, Wandchamber, Sanctified
Armor: +1 Mithral Chain Shirt
HP69, AC29/33
[香港]ヤマ・トォ Yama=Tuo(いっちゃんさん) => お仕事でお休み
PPP 3.5e D&D Campaign最後のシナリオということで、皆好き勝手な戦い方を選択。それが華開いたセッションとなった。
MidirがPrayer Beadsを用意してGreaterMagicWeaponのEnchantを担当、Leiworneが13th LevelからCreate Magic Tattoo屋を開業、ManfredはConviction Mass, Heroes' Feastを提供、OrithenがSnowShoesMassを捻出する。後はParty共有ItemとしてHeroics, BenedictionをWandで用意(Manfredは金なくてHeroicsの利用は控えめ。
Party強化はこれくらいで、後はMarshal Auraを最大限に利用する態勢に。
特にManfredがSpell Slotを遠慮会釈なくLuiseに注力している点が我ながら偏っている。なにせWeapon of Impactまで彼女の武器にEnchantしてるからなあ。
それでも当然ながら、前衛としてはOrithenの劣化版スペックに留まらざるを得ない。
それでいいのかと問われれば、それでいいのである。何より彼女は3.5eで私が愛したGhaele Eladrinの、たぶんCampaign参加最後のCharacterとなるであろうから。


■Communeは好きなあの娘の胸の大きさも教えてくれる
Shadowdale解放戦役において我々の果たした役割が、我々を一躍有名人にした。
中でもあまりに有名人となったYama=tuoは、そのふたつ名たる“殺戮メイド”を頂戴した関係からか、またもや“月の”査問委員会に召還されて不在であった。たぶんSelune Avatarから折檻・お仕置きされているのであろう。
残る面子はShadowdaleの皆さんに惜しまれつつも、冒険の過程で入手したエルフの宝剣をCormanthorの森を取り戻したElfの駐屯部隊に返却するため森へと分け入るのであった。
「森へ行ったのは…」と“死せる詩人の会”のごとく、Manfredはつぶやくのだった。「冒険者らしく生き、エルフの宝剣を納めるため。使えないArtifactは拒み、RewardsたるMagic Itemを入手して先に進むため」と。


かくしてZ軍指揮官Darkhopeとの戦いから20日後、3月13日にはEvermeetからやってきたエルフ部隊の指揮官Isveleに宝剣を返却するのだった。
エルフたちは失われた宝剣の帰還に感動し、我々を歓待の宴に招くのだった。
その席で吟遊詩人が霊感にうたれて意味深な詩を吟ずるに及び、我々は次なる冒険の予感というか、元々Shadowdaleにエルミンスターを訪ねた理由を思い出したのだ。
思い返すにSharの企みを暴くため、Sharの信徒が扱っている"Leaf of One Nigth"とかゆう書物名から情報を辿り、Windsong Towerの蔵書リストを所持しているだろうエルミンスターを訪ねるという目的でにShadowdaleへやってきたはず。それがいつの間にかZ軍からのShadowdale解放という話になっていたのだった。
そういえば先の戦いでZ軍派遣魔導部隊指揮官から入手したMinor ArtifactのRingはWindsong Towerkin Ringというもので、調べてみるといにしえのエルフの魔法学院たるWindsong TowerへのPortal調整アイテムであり上級入館証であることが判る。Windsong Towerは強力な魔法Mythalsで守られているとも言う。
Isveleからの話を聞き、MidirがKnowledge[Arcana] Checkでd20[18]+26=44で吟遊詩人の詩の分析を披露したところでは、どうやらWindsong Towerに厳重に保管されていた「核 -Nuclear-」が強奪されたことを示唆しているらしい。その「核」とはNether Scrolls(FRCS参照)というもので、神殺しさえ可能にする禁忌の知識が封印された魔法的集合体といった代物だ。
太陽を盗んだ男」での沢田研二原発から液体プルトニウムを強奪するくだりとか、そこから今川泰宏版「ジャイアント・ロボ」のシズマドライブとかを連想しつつも、とにかくWindsong Towerへ乗り込んでみることに。
翌14日、準備のために例によって情報収集を試みる。
定石通りManfredのDivinationから入るものの、d100[89]で今度もまた女神Seluneからの返信は留守電であった。ここまで来るとどれだけ失敗が続くか、記録更新を狙ってみたくもある。
「Seluneです。只今シャワーを浴びているのでDivinationに応えられません。お急ぎの方は他の神様を頼ってね(はあと」と井上喜久子17歳の声で返ってくるのみであった。
誰かが「こんなMasterでいいのか?」とLuiseに声をかける。
「まあ、仕方なかろう」眉をひそめつつも応える。「わらわは寛大だからな」「言ってることとやってることが違う!」と、Luiseに蹴りを入れられたManfredからの抗議の声を敢えて無視。
そんな軽妙にして他愛のない遣り取りをかわしつつ。
仕方ないのでOrithenがDivinationを成功させ「Windsong Towerへ向かうにあたっての助言を請う」にOgmaからの情報では「管理人の言うことをよく聞け」という示唆を受ける。
さらにManfredはAnkh of Ascensionを使ってCL16のCommuneで女神SeluneにAccessするのであった。Communeであれば応えぬわけにはいかない、というところがキモか。
※強奪されたNether Scrollsを封印した物体を「黄金樹」と呼称している。
・「黄金樹」を盗んだのはSharの手のものか? 返答なし
・「黄金樹」を盗んだのはネザリルの手のものか? 返答なし
・Windsong TowerはOuter Planeにあるか? No
・Windsong TowerはEthereal Planeにあるか? No
・Windsong TowerはShadow Planeにあるか? No
・Windsong TowerはAstral Planeにあるか? No
・Windsong TowerはMaterial Planeにあるか? No
・Windsong TowerはDemi Planeにあるか? Yes
・Windsong TowerのあるPlaneは有害か(Attune FormやPlanar Toleranceが必要か)? No
・「黄金樹」に関する質問は禁じられているか? 返答なし
・Windsong Towerには“敵”はいるか? Yes
・“敵”は待ち構えているか? No
・本日ただちにWindsong Towerに向かうことは「黄金樹」奪還に重要な要素となるか? No
質問が余ったため、Manfredは仲間に他にないかと軽く目で促す。
するとLeiworneが男子校のアイコンタクトよろしく“Luiseの胸の大きさを聞いてみたらどうか?”と返してくる。
たとえるなら女性教諭に好きなあの娘の胸の大きさについて相談するようなオカシナ展開ではあるものの、生来の貧乏性ゆえCommuneの質問を使い切るという至上命題のために聞いてみるのであった。
・Ghaele Eladrinの娘にして我がCohort、Luiseの胸の大きさはA-cupであるのか? DM曰く「俺が知るか!」:Maybe
・Ghaele Eladrinの娘にして我がCohort、Luiseの胸の大きさはB-cupであるのか? Maybe
・Ghaele Eladrinの娘にして我がCohort、Luiseの胸の大きさはC-cupであるのか? No
以上から彼女の胸はA〜B Cupということになり、実はAなんだけど複雑な心情でもってB-cupブラを装着しているかもしれず微妙な甘酸っぱい話なのかもしれず。
とりあえず「Manfred君、放課後職員室に来なさい」と井上喜久子17歳声で告げられるのであった。
Luise曰く「胸の大きさがすべてではないわっ!」そう言いつつもちょっと胸を張ってみるあたりが愛らしい。



■Good Characterとの戦いは苦手
頓狂な情報収集を繰り広げつつ、3月15日には準備万端整えてPortalを抜けてWindsong Towerへと赴くのであった。
Windsong Towerkin RingはCleric of SeluneたるManfredが装着し、Party一行がPortalをくぐるとそこは既にWindsong Towerの中であった。
周囲は精巧なだまし絵で覆われた通路で、秋の木立に噴水が配置されていたりする。
ManfredとLuiseはInt Checkを通してScryされていることに気づく。「…見られている」「そのようじゃのう」とりあえず敵意がないことを示すため、バカップルよろしく寄り添ってScryの方向に手などを振ってみる。
だがそうした行動にも関わらず(逆に反感を買ったか?、天井から疲れた老人が降りてきたかと思うと「またもや侵入者か。森林浴したら帰れ!」とぶっきらぼう青野武の声で歓迎されざるといった対応をされる。
MidirがまたもやKnowledge[Arcana] Check d20[18]+38=56で見取ったところでは、これはElven High MagicたるWindsong Tower防衛システムであろうとのこと。
なんでもHumanoidとしての姿を捨て建物と一体となることで、未来永劫管理人にして守護者になる魔法だそうだ。この老人を倒すことは、Windsong Towerを完全に破壊することに等しいとか。ラフノールの鏡となって生きるフランシス大尉みたいなものか?
そしてどうやら有無を言わさず戦闘といった話らしい。


<1st Round>
●管理人(CV:青野武)CR16 Good Character
DMのネタバレでは「ここってPrismatic Spray使えって書いてあるんだよね」とのこと。阿呆か。
一応、DMの良心に従ってRadiant Assault(SC,7th)に変更されたものの、問答無用でPartyに投射される。
Midir, Manfred以外全員がArea内に入っている。
LuiseのSRは簡単に突破された挙句、STの出目はd20[01]であった。
すかさずBenedictionによるRerollでd20[15]+14=29で何とか通す。
DM曰く「ManfredとLuiseで互いにBenedictionを掛け合ってるのね。やーらしー」と女子校ノリで指摘してくる。いーじゃん、別にいーじゃん。
それはともかくダメージは56/28点のダメージを受けて、ST通してもDazzled状態になる。
●Midir
売られた喧嘩は買うとばかりにBlinding Color Surge(PHB2,2nd)で相手の目潰しをはかる。
管理人の出目はd20[02]で失敗、Blindedはまずいとの判断でAlter Fortuneしてd20[05]で通す。
Midir「NPCだからってXP消費Spellを安易に使うっての、きたねーぜ」DM曰く「そういうあんたもXP消費せずにAlter Fortune使うやないけ!」と醜い罵り合い。
●Desarass
「はっはっは、平和的な解決を模索すべきだな」
さすがはDiplomancerである。
Rushed Diplomacyを選択してd20[07]+25=32で、相手が中立化したかと思われたが…。
すかさずここでMidirがAlter Fortuneをかける。
今度はDesarassはd20[15]+25=40をたたき出し、管理人と親密になる。
「分かっていただけましたか、御老人」「なるほど先の泥棒どもとは違うというわけか」
戦闘が終了したので、改めて我々がここに来た経緯を語って何とか理解を得る。
一方、Windsong Tower側はどうやら一週間ほど前にShadeに率いられた戦闘部隊の急襲を受けて「黄金樹」が強奪されたとのこと。
Windsong Towerの位置をWishで探査し、さらにWishを使って侵入を果たしたようだ。敵にはSharのHoly Symbolを掲げたもの、Shadow PlaneのCreatureなどがいたとか。
ともかく甚大なる被害をこうむったため、現在システムの復旧中といったところらしい。
そして我々をShadowdale解放の英雄と見込んで「黄金樹を奪還してくれるなら全力で援護する」と提案してくるので、「望むところ」と応えるのだった。


■前渡し金のために金庫前の敵を掃除してください
管理人が言うところでは、そういったことらしい。冒険者的には非常に断りにくいというか、ぶっちゃけコンシューマーゲームのミッションのようであった。
敵はNighthaunt(CR14)にDread Wraith(CR11)が2体である。
NighthauntのSpell-like Abilityが厄介だが、事前にRound Spellが唱えられる状況での戦闘だ。負けるいわれはない。
OrithenはRighteous Wrath of the Faithfull(SC,5th)を唱え、LuiseはSurge of Fortune(CCamp,5th)とDivine Power(PHB,4th)を唱えての参加となる。


まずMidirがDisintegrateをNighthauntに向けて放つも、出目はd20[01]だ。仕方ないのでAlter Fortuneでd20[16]で命中させるも、SRが通らずに不発。
次のLeiworneの手番でGood Devotionを起動する。Lieworneは移動してNighthauntに接敵する。Desarassも移動して位置取りする。
LuiseはNighthauntに向けてTwisted Chargeをかます。彼女のこの時点でのスペックは以下の通り。

※Righteous Wrath of the Faithfullを加算し忘れていた。
[Attack +27]
●+4 Magical Weapon: MidirによるEnchant
●+11 Str: GhaeleのStrは基本22. Divine Powerの+6 Enhance. Girallons Blessing+Fuse Armsの+4でTotal32.
●+11 BAB: Divine Powerによる
●+1 Morale: Heroes' Feastによる。本当はここは+3であった
●+1 Crown of Courage
●+2 Charge
●-2 Power Attack
[Damage 2d4+27]
●+4 Magical
●+16 Str
●+1 Crown of Courage
●+6 Power Attack
○+3 Morale 本当はこれが加算される
これが基本。
彼女のChargeは命中して、Sacred Item(CChamp,4th)も発動して73点ほどのダメージを計上する。
ここでガリガリと削られた敵の手番となる。Luiseに向かってニヤリを嫌な笑いを向けつつ、MaximizeされたSpell-like Ability: Unholy Blightを飛ばしてくる。
だがManfredのAnkhによってCL15で唱えられたMantle of Goodによって防ぐ…が、これよくよく呪文説明読んでみたらSpellのみ防ぐので、Spにはきかなかったのではないか?
うーん、Spell Immunityが必要だったか。
とりあえずここではQuicken Maximize Spell-like Abilityでもう一発 Unholy Blightが飛んでくるも、SRで弾いた扱いに。次回から気をつけないと。
ダメージは40/20点が2回。Nighthauntの手番が終了。
ManfredはProtection Devotionを起動して皆にACに+5 Sacred Bonusを与える。
そして満を持してOrithenが動く。
彼はAttack +37(+4Magical, +10Str, +13BAB, +3Morale, +1Crown of Courage, +5Knowledge Devotion, +3 Martial Discipline Weapon, -2PowerAttack), Damage 1d10+34(+4Magical, +15Str, +5Knowledge Devotio, +3Morale, +6PowerAttack, +1Crown of Courage)が基本になる。これにDivine MightのOptionもあるから、かなり安定だ。
+37/+37/+32/+27で4発命中すると、4d10+136という感じか。
NighthauntはOrithenにボコられてたまらず昇天。その後Dread WraithはManfredにチョッカイ出すも、これはFort STを通して頑張る。Manfredがすっかり自分でピンチを演出するキャラになっているのは如何なものか。
そうしている間にLuiseがPower Attack全開のFull Attackで、d20[20][07][Surge of Fortune開放]で三発命中させて(2d4+45)*3といった感じで150点以上たたき出してWraithを屠る。
その光景に、MidirがLuiseに「君、強いね」と語りかけてみたり。「Divine Power中にPower Attack全開で三発命中すれば流石にこういう結果にもなろう」と返したとか。
相手がUndeadでCriticalしないのが悔やまれる出目ではあった。
残りはLieworneやDesarassが掃討して戦闘が終了するのであった。


■Anauroch砂漠へ向かえ
管理人の話では、FRにおける厨房の歴史年表といった趣の預言書を記した“狂えるアウグスラ”の墓に、「黄金樹」探索の鍵があるという話であった。
あらゆるDivination系Spellが妨害される中、唯一得られた手がかりはそれだけである。
その墓というのは青森県にあるというキリストの墓レベルの代物で、Anauroch砂漠の東端、Cormyrに近いあたりにあるという。
他にあてもないので我々は3月16日にそちらに向けて出発することに。あ、この時点でOrithen以外は全員レベルアップ。
とうとうMidirはBeadsとElder Giant Magicで、CL20のGreater Magic Weaponを供給できるようになる。GhaeleたるLuiseはDispel MagicなどのGhaele PowerがAt-willに。LieworneはCreate Magic Tattoo屋を開業。DesarassにはSpecial Mountがやってくる。Party強化はかなりのレベルに達している。


その朝、Lieworneのもとを訪れたLuiseは信じられない台詞を彼の口から聞くことに。
「脱げ!」
「な、何を言っておるのじゃ…」
「いいから、脱げ!」
「ま、マンフレート! こやつ、わらわの貞操を狙っておるぞ。乙女のぴんちじゃ…」
「なんだってぇ!」
可愛いあの娘のあられもない姿を想像して、義憤と裏腹な鼻血に戸惑いつつも、思わず殴りこみをかけるManfredであった。
どこぞのオトナな学園ドラマの展開のように、女生徒の悲鳴に駆けつけてみたら好きな娘の上衣が破かれて…といった有様を連想させる。まさに修羅場。
「俺の彼女に手を出すな!」
「いいから、SRを脱げ! TattooがEnchatできないではないか」
Lieworneの無茶なコントに、全員がドリフのようにずっこける。*1
などという茶番もありつつ。いやまったく、何をやってるのだか。
後にLuiseがManfredに語ったところでは「ちょっとドキドキした。なにやら森下愛子桜井幸子になったような感じであろうか。青春ドラマはよいものだが、きわどい場面をいきなり振るのは心臓によくない」とか。「同じPartyといっても男は狼じゃのう」「いやいや、いやいやいや…」以下略。


それから何事もなかったかのようにPartyは、AnkhでCL上昇させたOrithenのWindWalk(PHB,6th)とManfredのFind the Pathで一路現地に向かうのであった。


くだんの墓と思しき場所では、奴隷となったEarth Genasiが丘陵に開けた洞窟の周辺で働かせられているようであった。
LiewornのSpotでその様子を知らされた我々は、洞窟の上方に着地する。隠密行動の苦手なParty面子であるが、LuiseがInvisible Incorporeal Creatureとなって偵察を買って出る。
DMが「Blindsightがあるから察知できたのでは?」と後で言っていたが、Invisible Incorporeal CreatureはSee InvisibilityかTrue Seeingでなければ発見できないはず。ListenやBlindsight, Blindsenseでは発見は無理であろう。
ともかく洞窟内の状況を見るに、Huge SizeのDragon Flesh Golemが一体と不良座りしたGiantが二体が見える。奴らが奴隷監督官と用心棒らしかった。
GolemはFightfull Presenseがあるものの、Heroes' Feastを食している我々にFear効果はきかない。
ともかく全員で洞窟入口に集まり「おまえら、何者だ!?」との誰何に「通りすがりの冒険者さ」といった答えを返して戦闘開始。
ちなみにGiantはフェアリム・ジャイアント(Monster of Faerun)であった。

戦闘はCelestial Mountに騎乗したDesarassが突出してGiantに対して40点ほどのダメージを与えるところから始まる。
MidirはSupernatural Spellを当てたSpectral Dragon(Dragon of Faerun,6th)でこれを援護。
対して敵のGiantはFlat-footedのLieworneを殴って28点ほど与えてくる。
ManfredはDesarass以外の面子のACをProtection Devotionで強化する。
で、Dragon Flesh GolemはDesarassへのFull Attackを敢行して80-90点ほど削ってくる。駄目だ、こいつ。早々に始末しないと危険だ。
Invisibility状態のLuiseはGiantを迂回してGolemにMountain Hammerを起動してDR無視でダメージを叩き込む。
d20[5]+26(+8BAB,+9Str,+5Magical,+1Morale,+1Crown of Courage,+2Flank,+2Competence,-2PowerAttack)で命中、2d4+2d6+25(+5Magical,+13Str,+1Crown of Courage,+6PowerAttack)+9?(Marshal Aura)=49点。
これにOrithenが続いてd10[5]+53-15(DR)=43点ほどダメージを与える。
さらにLieworneがSudden LeapからのFull Attackを、利き手がGolem、逆手がGiantといった形でダメージを叩き込む。
次のラウンド、洞窟奥からさらに二体のGiantが追加される。
DesarassはHealing Beltを使うもCelestial Warhorseは攻撃を継続。Giantに一発命中させてダメージを刻む。
MidirはConcentrationでSpectral Dragonを維持しつつd20を振ってGiantにStr DamageとNegative Levelを加算していく。
最初からいるGiant二体はDesarassとLieworneに攻撃を命中させる。Desarassは流石にピンチなので、MidirからSudden Aegisが飛ぶ。
Manfredは移動してDesarassを30ft.以内におさめると、Unicorn Hornを使ってのHealを飛ばして全快にもっていく。このレベルだと中途半端なCureでは駄目だ。
GolemはOrithenに向かって攻撃するも、OrithenはPartyの主前衛なのでStoneSkinはあるしHPも130以上ある。ACも前回より格段に上昇しているので安心。
Luiseがダメージを追加してOrithenに手番が回ると、合計で200ダメージ以上を計上してGolemは粉砕される。
とまあ、ここまでが一連の流れ。
あとはGiant相手に攻撃陣が頑張ってサクサク倒していく。
GiantなのでともかくHit Rollは相当あるはずなのだが、LieworneなぞはProtection Devotion含めてAC38まで上がっていたし、Criticalな状況にはなりにくい。
むしろLieworneの自作自演Adaptable FlankerでFlanking状態を維持し、手数すべてにMarshal Auraダメージが乗るように画策した戦い方が光ったり。
Orithenがd20[19][16][03]でも全弾命中してDivine Might込みで169点を叩き出したり。
死に体のGiant二体をLuiseが軽く一発ずつなでてKill Markを二つ増やしたり。
緒戦を危なげなくクリアするのであった。


■Dungeon探索開始
Earth Genasiを奴隷解放して話を聞くと、一ヶ月前から何やら発掘作業に従事させられているとのこと。
Party面子は洞窟奥の敵を掃討に向かうので、彼らには空き部屋で待ってもらうことに。
ずんずんと進んでいくと、古の太陽神Amaunatorの礼拝堂に出る。
神像に刻まれている言葉をLuiseがLesser Ghaele PowerのComprehend Languagesで解読していると、Midirから「TonguesやComprehend Languagesを使うとはケシカラン。こちとらSpeak Languageで習得してるのだゾ」と因縁をつけられる。
そうはいってもLuiseからすればTonguesやComprehend Languagesが自然なやり方なのだから返答に窮する。
Divine Emissaryの回線を通して「Midir、意外と子供っぽいのじゃな」とManfredと話してみたり。
まあ、このPartyは
・Mystra嫌いのIsis信仰のIllumian
・Goodの神様のHoly Symbolを各種取り揃えているChameleon
・Ghaele Eladrinの娘さんと一緒に冒険するために人生を賭けているSelune信仰のDragonblood
などとユニークな面子が揃っているわけで、あまり細部を気にしても仕方がない。
そんな調査をしていると、あたりの霊気が集って、Dream Vestige(LM)となってPartyに襲い掛かってくるという展開に。


早速手近なManfredが標的にされてボコられる。
ダメージは大したことないものの、Form Consumption(Su)という能力で、Int Drainを6点も食らう。Wisでなくて本当に良かった。Intが必要な面子が狙われなくて本当に良かった。
さりとてムカつくことには変わらず。
相手はIncorporealにも関わらず、なぜかDR持ちというのは良く分からないUndead。ACもそこそこ高い。
ManfredはTurn回数を消費してProtection Devotionで味方のACを上昇させる。どうせ相手はIncorporeal Touch Attackで攻撃してくる。
AugmentCrystalなどで対策を講じているDesarassなどはACが高いものの、LuiseなぞはIncorporeal Touch ACはそれほど高くない。さっさと叩くに限る。
LieworneがHasteを唱えて一気に畳み掛ける。
Hasteの効果を受けるためにLuiseのSRを抜いてもらうようお願いしたら、ほえほえさんはちゃんとd20[20]で通してくれました。なんで残念そうな顔するかな?
それはともかくGauntlet of Ghost Fihgting装備のLuiseは遠慮せず敵に三発d20[20][18][19]と命中させる。
嗚呼、UndeadでなかったらCriticalが二回発生したかもしれないのに!(Weapon of Impactかかってるから19-20でCritical Challenge. Sense Weaknessかかってるから1回は確定可能。そして4倍武器!)
あと10000gp集めてTruedeth Crystalが欲しいところ。
Midirが敵からのFull Attackを防ぐためにWall of Stoneを使い、被害を最小限のとどめる。
次の手番、Luiseはまたしてもd20[20]で攻撃を命中させてダメージを積み上げる。
結局、最後はOrithenの一撃によって雲散霧消するのであった。


その後神像の謎かけを解いて先に進むと、Blaspheme(LM)4体にDeathShrieker(MM3)が登場。
またもやManfredがBlashphemeの攻撃を受けてDazeしたりしてピンチに陥るも、MidirのSculptしたGreaseによって敵を翻弄したり、LieworneのDagger二刀流が炸裂してHaste込みで4発114点ダメージを叩き出したり、OrithenもAttack+41(+13BAB,+10Str,+5Magical,+5KnowledgeDevotion,+3MartialDisciplineWeapon,+1Haste,+1Morale,+1CrownOfCourage,+2Competence,+2Flank,-2PowerAttack), Damage 1d10+41?(+15Str,+5Magical,+5KnowledgeDevotion,+1CrownOfCourage,+6PowerAttack,+9?Marshal Aura:Divine Might+4?)という有様だったりする。
さすがに+41/+41/+36/+31というのは凄まじい。もちっとPowerAttack入れても大丈夫だろう。ラウンド150-200ダメージが見込めるのが非常に素晴らしい。
Shriekerの絶叫に何度もSTを振らされたものの、Criticalな状況には至らず戦闘は終了。


現実の時間もいい感じになっていたので、現状を記録してセッションも終了といった段取りに。
皆様お疲れ様でした。DMによればあと3回ほどでキャンペーンは終了の見込みとか。FR三部作という大変なDMを引き受けていただいているつかださんに感謝。
Ghaeleの娘さんと一緒に冒険するのもあと僅か。悔いなきように楽しむべし。

*1:SRは上げ下げするもので、脱ぐものではない。まあ、呪文抵抗という服をジッパーを下げることで脱ぐという意味合いならば、峰不二子に対するルパン三世のような心持ちになるのは納得いくことではあるが。