こんなEpicは嫌だ ---Parable---

「現世(うつしよ)は幻。世界の隠された面に目を向けよ。真実を求めるのではなく、偽りの次の層を覗きこむために。」
このEpic Destiniesはとてもイカしている。厨房度も高い。
説明文は以下のように記されている。
「世界はリアルではない。それは宇宙(Cosmos)自身が語り部たる物語なのだ。現在進行形で進んでいる物語の主体たる宇宙はそのことに気づいていない。時間もまた幻で、単にお話を区切るための目安に過ぎない。時間だけでなく物質もまた空想の産物だ。神々(Gods)や人々(mortals), プライモーディアル(primordials)に天使(angels), その他諸々のクリーチャーは、この世界の中で懸命に生き、そして死んでいく。これらは世界に立ち現れる“お約束”だ。動かしがたいように見えるこの大地も例外ではない。天国(the heavenly realm)と地獄(the infernalmost pits)の隔たりも、薄い紙に描かれた作り事に過ぎない。さもなくば、少なくとも君の信念やそれを真実だと信ずべき適当な理由があるというだけのことだ。賢者は物語が読み手に知識体系をもたらしより賢明にする類のものだと知っている。この物語の原理原則は、創造の中核をなすと信じられているよりもなお、深く働いている。しかし、すべてが幻であるという現実を知ることは、貴方自身の物語を変質させる。そうであるなら、現実が虚ろなるものの上に覆われた外套以上の何かだと信じている大衆と同じ視点に立つことは出来ない。自分自身の物語について関わるとき、貴方は“生けるたとえ話(a living parable)”となる。たぶんそれは自分でデザインした道行きにお話を歪曲するような存在ということになろう。」
物語改変能力! それこそが現実を変える力と考えると、いかに厨房度が高いかおわかりいただけたであろう。


●Parable Features
As if Illusion (21st level)…移動するとき、Defficult Terrainを無視。だって歩きにくい現実なんて幻なんだモン!
Never Really There (24th level)…Missした攻撃からは一切ダメージを受けない。だってMissしたんだからダメージ入るのはオカシイよ!
Life's Illusion (30th level)…生きていることは幻なのだ! 1/day, ルール上死んだ場合、死んだスクエアから10スクエア離れてHP満タン状態で復活することができる。
               死んだように見えたけど、敵は貴方の完璧な幻を倒したに過ぎない。本体はずーっとちょっと離れた位置にいたんですよ?(寝言だ
●Parable Power
Figment Step [Parable Utility 26]
攻撃もクリーチャーも貴方自身の実体さえもリアルではない。さあ、物語を変えるんだ! そして現実(という名の幻)も変えるのさ!
オインゴ・ボインゴ
Encounter/ Arcane, Illusion
Immediate Interrupt Personal
Trigger: 敵が貴方に攻撃を命中させたら
Effect: 攻撃はキャンセルされる。貴方はTarget Spaceから消失し、いきなり5スクエア離れた任意のSpaceに出現する。
攻撃を仕掛けた敵は攻撃Actionを失うが、攻撃に使おうとしたPowerは失わない。
とりあえず「ホテル・ニューハンプシャー」を視聴すること。
Life Is a Fairy Tale〜人生はおとぎ話よ