PPP "ミルテシュタイン城の花嫁" 【ネタバレ上等】


■DM 死せる詩人さん
[Striker]さるしんごさん コーベット Corbett:Githzerai/Avenger
[Defender]つかださん レウキス Leucis:Tiefling/Swordmage
[Leader]宮之下権造さん ゼルグリム Zelgrim:Dwarf/Warlord(Resourceful Presence)
[Controller]からくり ロック・クローン Lock Clone:Deva/Invoker(Covenant of Wrath)
非常によくできたシナリオでした。
惜しむらくは少女との甘酸っぱいやりとりが…まあそこらへんは脳内で補完するので問題ないのですが…すべて超絶Criticalで吹き飛んでしまったことでしょうか。
あとControllerのDailyって使いどこが難しいですね。Invokerだったからかしら。


酒場に集った冒険者どもの面子は、Githzerai, Tiefling, Dwarf, Devaと見事バケモノ寄りの種族構成であった。
Dwarfがまともに見えるPartyってのはビジュアル的に許せないものがあるが、おいらが優雅にして典雅なEladrinを選択しなかったがゆえなので自己責任(笑)反省(のふり)するのであった。
Controllerは機先を制して場を制御するPowerを叩き込む必要があり、InvokerでInitiativeを少しでも上げるためDevaを選んだのだからまあ仕方ない。
以下、キャラシート。

Name: Lock Clone ロック・クローン
Class: Invoker-7
Race: Deva(Male)
Alignment: Good
Deity: Avandra
Background: Aglarond
Ability: Str10, Con16, Dex10, Int14, Wis20, Cha9
HP: 50 (Bloodied 25, Healing Surge Value 12, 9/day
Defense: AC22, Fort18, Ref17, Will20
Resistance: Necrotic8, Radiant8, Poison5
Initiative: +10
Speed: 5
Sense: Normal
Language: Common, Elven, Draconic, Giant
Class Feature: Channel Divinity, Divine Covenant[Covenant of Wrath], Ritual Casting
Feat: Battle Intution, Power of Luck, Implement Expertise[Staff], Reaper's Touch
Skill: (Trained) Endurance10, Insight13, Perception16, Religion12
Power(At-will): Avenging Light, Vanguard's Lightning(19-20でCritical)
Power(Encounter): Memory of a Thousand Lifetimes(Racial), Rebuke Undead(Channel Divinity), Armor of Wrath(Channel Divinity),
Lightning's Revelation, Knives of the Soul, Rain of Blood
Power(Daily): Wall of Light(U), Guardian Angel(U), Silent Malediction, Lamentation of the Wicked
Magic Item:
[8th] Staff of Ruin +2
[7th] Boots of the Fencing Master
[6th] Summoned Finemail +2
Amulet of Health +1, Cannith Goggles, Siberys Shard of the Mage, Potion of Resistance[Fire], Stonemeal Biscuit
Adventure's Kit
上記キャラシートを見て分かるように、Encounter Powerは敵集団を弱体化させるコンボがかなり強烈。
まずArea 1 burstのLightning's Revelation(E)を放って、2d6+10Lightningダメージを与えつつすべてのDefenseを「3」ずつ低下させる。
これにAction Pointを注ぎこんで、Area 2 burst(しかもEach enemy in burst!)のRain of Blood(E)を重ねて、2d6+10ダメージを加算した挙句、vulnerability 5 to all damageを次の手番最後まで付与するのである。
Encounter Powerがうまく使えない状況であっても、Vanguard's LightningはPower of LuckのDomain効果で19-20 Criticalになっているので、それなりに楽しめる。


酒場にいる強面の冒険者に頼み事、といった形で今回の冒険が提示される。
なんでもShadowfellに10年に一度現れるミルテシュタイン城に行って、そこで行われる試練に参加してほしいとのこと。
依頼に来た初老の男は以前の試練に失敗して仲間を失ったのだ。その遺品回収を頼まれたわけだ。
ここで頼みを断ると「今日は一日Three Dragon Anteで遊ぶことになる」とのDMの示唆により、仕事を受けることに。「喜んで!」


事前情報収集では、結果情報が得られると「情報カード」をもらえるので口頭で伝えられるよりもゲーム感覚で楽しかった。
ちなみに情報収集の流れは以下。
●コーベット:仕事を依頼してきたナールさんの背後関係をStreetwiseで。1d20[5]+8=13 => 平凡な元冒険者。
●ロック:ミルテシュタイン城の花嫁とは? Religionで。 1d20[9]+12 +4(Memory of Thousand Lifetimes)=25 => 花嫁は生贄を意味する?
●ゼルグリム:ミルテシュタイン城の歴史 Historyで。1d20[20]+10=30 => Skill Checkの結果が「30」も出たのに対応情報がみつからずスカ!?
●レウキス:ミルテシュタイン城の出現について Arcanaで。1d20[12]+13=25 => 普段はDemi Planeに隠れている。
●コーベット:他の挑戦者について。 Streetwiseで。1d20[1]+8=9 => スカ。
●ゼルグリム:試練について。 Historyで。1d20[15]+10=25 => 過去の文献では試練の突破者はいなかった。
あとRaven Queen信仰のコーベットは夜中に夢の中で女神から「頑張れ」との啓示を受ける。


だいたい様子が分かったので、時間を進める。次の場面ではもう城を目の前にして中に入ろうというあたりに。展開、早っ!
城の晩餐会に招かれた我々は、同じく試練への挑戦に臨む冒険者?たちと同席する。
城の家令エヴァーモストが説明するところでは、試練とは館に隠されたる4つのKey Itemを集めて主塔にある寝室にたどり着き、魔法の眠りに微睡むギザイア姫を目覚めさせる…というものらしい。
当然、参加者全員がKey Itemの捜索に赴くため、先々で鉢合わせしたらバトルロワイヤル「これから君たちには殺し合いをしてもらいます」という展開になるようだ。
試練の報酬は30万gp相当とかゆう城の遺産を引き継げるという話だったが、額が現実的ではないので「試練はさせたいけど報酬は嘘」ということはすぐに分かる。
見れば見目麗しい少女や、従者を傍らに紳士然としたナイスミドルなど、ゴシックにして本格ミステリーっぽい要素と、いかにも冒険者な方々が同居している。
我らPartyの他は7組10人で構成されていて、ひとつのグループに4人も配属されている我々は試練トトカルチョの本命だと思われた。
晩餐会の後、遊戯室に移ってそんな彼らについての情報収集フェイズが開始される。
これが変形Skill Challengeというより別のゲームで、かなり楽しめた。
Intimidate, Diplomacy, Insightなどを駆使して、粋な会話からちょっとした世間話まで、様々な情報を仕入れて集っている彼らが何者であるのかが明らかになっていく。
ターンは1から6まであり、各ターンは20分ほど。計2時間で我々は以下のような情報を仕入れている。
なお情報はカード化されていて、獲得した情報が数値化されているので、情報を横流しする、つまり規定のポイントを支払うことで新たな情報を得るという仕組みだ。無論自分たちの情報も相手に渡ることになる。

1)城の噂
2)花嫁情報(封印について)
テラソンの正体判明
3)ドルザの正体判明
  赤いローブの一団の正体判明
  リガールの正体判明
  花嫁情報(吸血鬼との関わりについて)
4)ロレンスの正体判明
  リュシアンの正体判明
  エヴァーモストの話
5)ウルベリックの正体判明
  ラドレフ&マグロスの正体判明
  花嫁情報(吸血鬼の主の話?)
  シセルの正体判明
6)ドルザの正体判明2
  城の噂
時計が深夜の訪れを告げると、いよいよ各グループは城のあちこちに探索に赴く。
我々はとある青年が向かった地下墓地に数分遅れて向かうことになる。
そこで…我らは青年の所属する駄目教団の待ち伏せを受けたのだ。


■地下墓地での戦闘
・青年…Level8 Soldier
・上級信徒 * 2
・下級信徒 * 9
<1st Round>
・ロック…Lightning's Revelation(E)からAction Pointを投入してのRain of Blood(E)を放つも、下級信徒はMinionだったため、4体ほど除去するにとどまる。
・青年…コーベットにChargeしてくる。いいダメージをもらう。
・ゼルグリム…Commander's Strikeでコーベットに殴らせて26点ほど。
・下級信徒…独自のルールで、棺桶のそばでMove Actionを費やし駄目Powerを蓄えるとAction Pointが発生するという。この時点で目が点になったけど、こいつらの攻撃が命中したロックへのダメージが“16点”と聞くに及び、みんな目の色が変わる。このレベルのMinionで16点ダメージとは、どういう料簡だ制作者を呼んでこいって話であろう。結局5体のMinionがなぜかAction Point使って攻撃回数増やしたため8回攻撃して、うち3発命中。ロックに一発、ゼルグリムに二発。ゼルグリムは血反吐を吐く羽目に。
・コーベット…青年に攻撃を命中させて、二人だけの世界を創出すべくそのままテレポート。
・レウキス…Dimensional Warpを使ってゼルグリムと位置を入れ換えて攻撃に出るも、あまり効果的な結果は得られず。
・上級信徒…Ranged Attackerということで、ロック、ゼルグリムにPoison Voltの攻撃を加えるが、Poison Resistanceがあるロックはまだ大丈夫。ゼルグリムはかなりピンチか?
<2nd Round>
(続く)