文学部唯野教授
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/01/14
- メディア: 文庫
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うーむ、素人からすれば難しく考えすぎだよとしか言い様がない。
この言葉を言う相手は、自分の中の難しく考える自分に向かって言うのが正しかろう。
ともかく、たぶんおいらはダイス振ってればいいのね…と確信させてくれた本。
以下はなかなか笑えた文章。
「したいことをし、言いたいことを言ってる割には屈託の多い人」>全共闘世代?
「他人の言い訳を聞くのは大嫌いだけど、自分が言い訳するのは大好きだから」
なんつーか人の営みと考えの変遷は、それだけで悲劇にして喜劇。
だとしたら、風に舞い上がる初心な娘さんのスカートにドキドキするように、d20を振るときのトキメキに俺は賭けるぜ!(適当
そしていよいよ死せる詩人さんにお借りした「知の欺瞞」を読み始めるのだった。
[追記]
言葉の使い方は自分に近い人か遠い人かの指標にはなるな。
平気で"disる"とか書く人の神経って、やっぱおいらとは全然違うと思うし。
平易な言葉でも透徹した文章と感じることはあるけど、逆はあんまりないんだよね。