長篠の戦い

長篠の戦い (歴史新書y)

まだ途中だけど、「歴女」含めて半可通へのストレートな駄目だしが楽しい本。
読んでたら、昔一緒にゲームしたこともある（はず）、河合秀郎さんにも「誤読」ということで筆が及んでいた。
げに専門家は恐ろしい。
［追記 2010/04/21］
読了。
いやあ最初から最後までストレート勝負で完投したエースのような印象であった。
長篠の戦いについて地道な実態調査によって実像を浮かび上がらせよう、一般に敷衍されている根拠なき俗説に異を唱えようという、首尾一貫した心意気で貫かれてる点につき脱帽である。
宮下英樹「センゴク」でも参考文献として採用されていたかどうか確認してみるか。
また筋が通らぬことにはチクリと一言言葉をさしはさむのを忘れない点、その対象が幅広い点、ちょっとかなわないなというのが正直な感想であった。