Thirty Years War(GMT)ふたたび


ルールを思い出しながら第1ターンをソリテアしてみる。
とりあえず戦闘によるLeader死亡チェックルールは使わずに進めてみる。


プロテスタント第1ラウンド
P-4カードを切って、Mansfeldで募兵(傭兵)をかける。
2回募兵をかけるけど、1d9[5]+1=6と1d9[4]+1=5で、それぞれ1Stepずつの招集になる。*1
2Stepで1Unitなので効率悪いんだよね。*2
カトリック第1ラウンド
C-3カードを切って、Bucquoyで募兵(民兵)をかける。
よくよく考えれば最初にWallenstein呼んどくべきだよな。募兵は彼にやらせた方が確実だ。
ただし結果は、1d9[0]=0, 1d9[4]=4で、2Step獲得。


プロテスタント第2ラウンド
P-3カードを切って、Mansfeldを活性化。
Budweisに移動して、Schlickと民兵1つを糾合する。
Pragueを経由してDresdenに進出。Saxony民兵を蹂躙(Overrun)して占領、ついでに徴発してPillage-2マーカーを置く。
最後にPragueに戻って終了。
最初にウィーン(Wein)を狙う手もあるが、今回はやめておく。
カトリック第2ラウンド
C-7カードを切って、WallensteinとPiccoliminiをウィーンに登場させる。

プロテスタント第3ラウンド
P-5カードを切って、またもやMansfeldを活性化。
そういやAnhalt君はカトリックのカードでいなくなることがあるので*3、指揮官を集めておかないとスタック上限まで部隊が動かせない羽目になるのであった。
なのでいったんBudweisに寄り、Thurnを引っこ抜いてから再び北進。
いろいろとポカが発覚。
まず民兵を含んだ軍は移動力が6=>5に落ちる。移動中に糾合した場合はルール11.15にあるように落ちない。また攻城戦はその場で行われるわけではないので、部隊が存在しなくてもPragueがすぐに陥落することはない。さらにBohemiaを制圧するには3つ都市を占領する必要があるが、移動力と都市の位置関係からすぐに制圧される危険はまずない。
よって先の手番でMansfeldはBohemiaに戻るよりはSaxonyに留まるべきであった。
仕方ないので、Budweis => Prague => Dresden => Torgau[徴発] => Leipzigと進んで、John George(Saxony)ザクセン公ヨハン・ゲオルグ1世を攻囲する。
カトリック第3ラウンド
C-2カードを切って、募兵する。
WallensteinがWeinで募兵(傭兵)。1d9[7]+2=9となって2Step獲得。
TillyがMunich(Munchen)で募兵(民兵)。1d9[8]+1=9となって3Step獲得。


プロテスタント第4ラウンド
そういやプロテスタントは軍を維持するのが大変だった気がする。
唐突にそう思って、P-1カードを切って外国援助を選択する。
オランダ連邦共和国(United Provinces)から6ポイント援助を受ける。
カトリック第4ラウンド
Budweisに放置されているプロテスタント民兵3Unitを叩くべく、TillyのBavaria軍に進発命令を下す。
C-8カードを切って、Tillyを活性化。
Freising => Ingolstadt => Nurnberg => Pilsenと進み、ここで徴発。例によってPillage-2マーカーを置く。そしてBudweisに突入。
プロテスタント民兵*3 6戦力
カトリック:傭兵*4,民兵*1.5 15戦力 / Leader: Tilly Pappenheim
プロテスタントはP-13"Command Rivalry"によって離間の策を発動。


プロテスタントの攻撃:1d9[8]=8 / 5ダメージ
カトリックの攻撃:1d9[7]-1(P-13)+2(Tilly)=8 / 10ダメージ


プロテスタント軍:2Unit除去、1Unit Step Loss. Pragueへ退却。
カトリック軍:Step Lossした民兵Unit除去、傭兵1Unit Step Loss.


プロテスタント第5ラウンド
P-11カードを切ってMansfeldを活性化する。残る手持ちのカードは「1」なので次のラウンド、Mansfeldを活性化することはできない。
ここはSaxonyからBohemiaに戻ってTillyを叩くべきか。
このゲーム基本焦土作戦なのでどっかで略奪してから目的地に向かうことになる。敵軍のいない都市を占領するにも移動力が必要なので、移動力は超重要なのである。
Mansfeldは包囲を解いてLutzenに進出、ここで徴発して占領までする。ひでえ。
それからLeipzigに戻る。John Georgeは篭城するのでそのまま通過。
Pilsenを経由してBudweisに突撃。


プロテスタント:傭兵*5, 0.5*2, 民兵*1 21戦力 / Leader:Mansfeld Anhalt Thurn Schlick
カトリック:傭兵*3, 0.5, 民兵*1 13戦力 / Leader:Tilly Pappenheim


プロテスタントの攻撃:1d9[5]+1=6 / 10ダメージ
カトリックの攻撃:1d9[1]+2=3 / 6ダメージ


プロテスタント軍:傭兵2Unit Step Loss.
カトリック軍:民兵除去、Step Lossした傭兵Unit除去、傭兵1Unit Step Loss. Linzに退却。
カトリック第5ラウンド
C-13カードを切って、Tillyを活性化。
Bavariaに退却させる。
Passau => Regensburg => Ingolstadt => Nurnbergで徴発。最後にIngolstadtに戻る。


プロテスタント第6ラウンド
P-12カードを切って募兵(傭兵)。
MansfeldがBudweisで徴集する。1d9[8]+1=9となって2Step獲得。
カトリック第6ラウンド
C-10カードを切って募兵(傭兵)。
WallensteinがWeinで募兵するも1d9[0]+2=2となって部隊集まらず。
TillyがIngolstadtで募兵するも1d9[1]+1=2となって部隊集まらず。


■Pay Phase
ルールを確認したら、プロテスタントの部隊は基本支払いが必要であった。
なぜかJohn George(Saxony)も支払いが必要…というかSaxonyの扱いは結構酷い気がする(笑。
まあJohn Georgeは戦後まで生き残ったのだから「表裏比興の者」といったイメージでよいのかもしれぬ。
それはともかく。
部隊への未払いが発生したのは
1)LeipzigのSaxony民兵*3
2)BudweisのMansfeld部隊。傭兵*6,民兵*1
まずSaxornyの処理をする。
修正は何もないのでダイスを振る。1d9[8]=8. 結果、Leipzigは略奪されPillage-2マーカーを置き、民兵1UnitがStep Loss.
次にBohemiaの処理。
修正は部隊が4Unit以上あるので+1, 半分以上が傭兵なので+1, Dynamic Leaderが率いているので-1。1d9[8]+1=9. 結果、Budweisは略奪されPillage-2マーカーを置き、傭兵1UnitがStep Loss.*4


※これにて第1ターンは終了。なかなかに先は長いか。Saxonyは領土のほとんどが略奪されて荒れ果てているのが印象的であった。

*1:このゲームは1d10を使っているが、出目は0-9を採用している。1d10は“10面体ダイス”の意味なので表記は1d10が正しいと思われるが、なんとなく1d9と記してみる。

*2:スタックは最大8Unitまで。1Stepだと裏状態、2Stepなら表状態でUnitが追加される。

*3:勇気に勝る分別(Discretion Over Valor[C13])カードのこと。戦端が開かれる前はプロテスタント勢力を率いていたが、史実ではアンハルト=ベルンブルク侯クリスティアン1世(Christian of Anhalt-Bernberg)は1620年に離脱する。

*4:未払いによるStep Lossは傭兵から優先的に適用しなければならない。