超人学園<オススメ

超人学園(2) (講談社コミックス)

超人学園(2) (講談社コミックス)

オスカは可愛いなあ…(そこか!
p33でスコップを渡されてアダムが断る場面をちゃんと挿入しつつも、「その夜二人は燃え上がり翌日には子供が三人生まれるのだ」ノリで喜怒哀楽たっぷりに描くのが素晴らしい。
あ、簡単に内容紹介。
超・主人公体質によってあらゆる珍事を招き寄せる神冗徒無(しんじょう・あだむ)がその能力を肯定的に捉え、集まってきた異能者とともに自らの居場所をつくる話。1話では己が人に嫌われる存在たる悪魔ゆえ引きこもったオスカちゃんとの出会いを描き、アダムは結婚 or 死の二択を迫られるほど気に入られる。「ムラムラ恋色発情期砲」を撃たしめ、「熱源は愛欲と恋欲と性欲」とまで言わしめる。ここまで潔い怒涛の告白はなかなかになかろう。その後異能の者の居場所を学校(廃校)に定め、仲間も少しずつ増えてきた矢先、世界秩序を守る世界最強委員会が「力ある者は罪」とばかりに断罪すべく迫り来る。
超人ゆえの孤独を、個々で戦うしんどさを、集って生きることで夢や自由や幸福を体感し得るという理想を描いている。
そういった意味では少年マンガの王道を堂々と描いていると言えるのではなかろうか。といったところ。
しかしおいらも「超ゆとり教育」がいいよなー。
あ、超・主人公体質や超・不幸体質があるなら、超・ヒロイン体質もあるのだろうか。ここらへん系統分化激しいからな。超・ヒロイン体質眼鏡娘系統委員長分類セーラー服派などとしたらインパクトに欠けることに。全然違う方向に話が逸れたところで終了。