Paragon Path Rebuild 綺譚

Shadowfellへの旅路を急ぐUlrika(Female Eladrin Wizard)のもとにSendingが送られてきた。
「レポート送れ」CormyrのWar Wizard本部からである。
どうやら今まで溜めにためた課題のレポートを送付しろとのことだ。
War Wizardであるには色々と大変なのであった。
「あー、今忙しい」
「君は前回も前々回もその前も提出していないではないか」
「きこえなーい、きこえなーい」
「War Wizard規約違反で厳罰という話も…」
「…やめる」
「は?」
「やめる! War Wizardなんてやめてやるうぅ!」
といったやり取りがあったとかなかったとか。
「だいたいねえ。War Wizard Trainingなんて見せ場のときだけしか機会攻撃おさえこまないじゃないのさ。いまや時代はEssentialsよ。Staff Expertiseがあれば常時機会攻撃無視できるのよ? ここらへんカリキュラムを見直した方がいいんじゃないかしら」
「それにこのあいだ戸籍謄本を見たら吃驚よ。あたしCormyr生まれじゃなかったのよ。でも生まれたときの記憶ないんだからそんなこと責任持てないわ。そうね。たぶんCourt of Starsで生まれたのだけど、その後の世界変動であっちこっち放浪したから故郷は地球ってやつよ。デュマレストのように故郷を求めて旅してるの。私の同胞たるGhaele(3.5e)のおねーさま方のいる世界は今何処…」なにやら演劇風に。
そしてUlrikaは度重なるWizardへの嫌がらせかと思われるUpdateの嵐に、ついに堪忍袋の緒が切れたのだった。
身内の思いが爆発して炎として爆ぜる。
折り良くか折り悪しくか、「危険水域」でその命を散らしたFemale Eladrin Swordmageの魂が彼女の怒りに呼応した。
すなわち特撮番組での梃入れ、魔女っ娘番組でのコスチュームチェンジ、ガンダムのGアーマー投入(違)、炎の魔女Ulrikaさんの爆誕であった。
二代目はクリスチャン、ではなくて、炎の魔女の二代目は南野陽子…という話でもない。ともかく彼女が言うには。
「すべて燃えればいいんだわ。駄目なDM、正気の沙汰とは思えないシナリオデザイナ、そしてDemon Princeとその眷属!」
かくして有耶無耶のうちにRebuildしたUlrikaさんは、Raise DeadのRitualsを妨害する謎の存在を追ってShadowfellに殴りこみ、カチコミ、突貫を継続するのであった。