カレリア'44


とりあえずソロプレイ開始。
フィンランド軍のDefensive Lineの定義がどこにも記載されてないようだけど、MLR, VT Line, VKT Lineすべてを含むとしてゲームする*1
Defensive Lineのルールは強力で、フィンランド軍ユニットが存在しなくてもZOCが及んでいるだけでフィンランド軍ユニットの隣のマスであれば*2ソ連軍ユニットの侵入を防いでくれる。オーバーランもできない。それゆえフィンランド軍はユニットを防衛ライン上に1マス空けて配置するのが突破・浸透を防ぐための最善手ということになろうか。
一方、ソ連軍の砲撃ルールも(効果が)酷いものがある。
準備攻勢のルールで一斉砲撃を手番に6回使えるのだが*3、このCombat Result Tableは必ず敵を混乱(DG)かステップロスに追い込むことができる。しかも砲撃力の欄がないから、砲兵が射撃可能であれば自動的に効果が発動するのだろう。一斉砲撃の条件は、観測用のユニットが目標ユニットに隣接していること、それに砲兵ユニットから4マス以内に目標ユニットがいること*4
久々の作戦級Simulation War Gameを楽しむには少々のルール間違いなんか気にしてられないけど、これでいいのかってのはつきまとうよなあ。
あとフィンランド軍の砲兵ルールも移動のついでに砲撃できるようなので、移動フェイズ・リアクションフェイズ・突破フェイズでそれぞれ攻撃かつ移動してしまうのはどうなのかと思ったり。また最初クリーンアップフェイズに両軍の混乱マーカーを取り除いていたりしたので、いろいろルールミスもある。
以下の点は注意。
・共同攻撃はどこまで可能?(とくに砲兵)*5
オーバーランが今のところ(3ラウンド)発生するような状況にならんが、そういうものなのか。


●まとめ
ソ連軍(砲兵以外)はスタック単位でしか攻撃できない。
ソ連軍(砲兵以外)は親衛部隊[Guards]のみのスタックが含まれる場合、2スタックで攻撃できる。
ソ連軍(砲兵)は共同砲撃(1回の攻撃に参加)できるのは2ユニットまで。
・カレリア'44ではEnemyZOCへの侵入によるコスト増が+1なので、浸透・突破しやすい。
・通常砲撃は同じ砲撃フェイズ内なら攻撃されるヘクスは1度しか攻撃されないが、一斉砲撃時には2度まで攻撃され得る。
フィンランド軍はうまく初期配置でMLRに立て籠もる優秀な歩兵連隊を後方に撤退させるようにせんといかんのかも。
フィンランド軍(砲兵)は複数ユニットによる共同攻撃ができるが、ユニットは1つずつ行動処理するため、共同攻撃に参加した他のユニットは移動できない。*6

*1:3.3dのルールに防御ラインは3種類とあるからこの解釈で正しそう。

*2:混乱などでZOCが失われていても機能する。

*3:ゲーム中に3回、3ターンの準備期間をおいて一斉砲撃×6を使えるようになる。

*4:準備攻勢は通常の砲兵ユニットのルールとは別に運用するようだ。

*5:ソ連軍は基本スタック単位でしか攻撃できない。Guardsのみで構成されるスタックがあれば2スタックで攻撃できる。砲兵は2ユニットでしか共同攻撃できない、はず。

*6:この解釈でいいはず。