Kozakura 導入

素の胴丸甲冑を着けた中年の武士が君にお辞儀する。
その所作は尊敬すべきであるが、その目は危険にきらめき、狡知にたけた抜け目ない視線を注いでくる。
「それで」男は言う「貴殿はコザクラ[Kozakura]でどのような冒険をお求めか?」
彼は両手で薙刀の軸を前後に回転させて威圧しつつ、君を値踏みする。
「ここで賢明かつ安全な振る舞いをするには、とても多くのことを学び理解しなければならない」
彼は微笑を浮かべる。
「私は小西天上[Konishi Tenjo]。我が一族の頭領の命により、貴殿の案内役にして教育係としてお世話しよう」
「貴殿は運がいい。忍者によってこのような奉仕を受けるとは」
ユーモアがその顔から消え、代わりにTenjoは暗殺者のような厳しい顔を見せる。
「私から学んだことは我々の間だけの秘密にしておくということでよろしいか」
「私は一族のために様々なことを密かに探り、その知識は深遠である」
「その情報の価値を知らぬ輩と知識を共有することは非常な不名誉である。不名誉は糺さねばならぬ」
彼の手が薙刀の柄をしっかりと握りこちらを威圧してから、その武士=忍者は今一度微笑む。
「しかし私は貴殿が私の言うことを理解していると確信している。それでは…始めようか?」