PPP D&D5e Starter Set "Lost Mine of Phandelver" [1]
「皆さんは僕の嫌いなフォーゴトンレルムにいます」というDMの第一声からD&D 5e 最初のセッションであるStarter Set付属シナリオ"Lost Mine of Phandelver"の第一回は始まった。
DM: 死せる詩人さんドリス（つかださん） High Elf Rogue (CG)
ファルツ（そばくん） Wood Elf Cleric[Life Domain] (CG)
ダルケス（六平文吾さん） Mountain Dwarf Wizard (LN) *2nd LevelでEvokerを選択
レンジャー（なっすん） Human Fighter[Archery] (LG)
ライアン（画伯） Human Fighter[Defense] (LN)カラクリ（からくり） Human Cleric[Life Domain] (CG)
おいらはSuneのClericであるカラクリで参加。
そばくんはLathanderのClericだったかな。
ざっと眺めてみると、Defense StyleのFighterがAC19, ClericふたりがAC18, WizardがAC16, Rogue(Two-Weapon)とArcher FighterがAC14といった防御値であった。Shield超重要。
さて。
面倒なんで全員がNeverwinterで冒険者パーティを組んでいるということになった。
絶賛仕事募集中の我々の元に、ドワーフ繋がりで商人のGundren Rockseeker(Dwarf)から荷物を積んだワゴン（馬車）を東に三日ほど行ったところにあるPhandalinという鉱山街のBarthen's Provisions（雑貨屋）に届けてほしいとの依頼が舞い込む。
簡単な依頼なので早速引き受ける。
調査してみるとドワーフのロックシーカーといえば三兄弟で商会を営んでいてまっとうな商売を繰り広げているようだ。Phandalinの街や街道筋も凶悪なモンスターが出るという話は聞かない。
翌朝準備を整えて意気揚々と出発したのであるが…
■街道での待ち伏せ
■馬の死体を調べようとしてみると…
街道をふさぐように馬の死体が２体ほど転がっている。矢がささっているので山賊にでも襲われたか。
ワゴンを道端に寄せてドリスたちが近づいてみると、ゴブリンたちの完璧な待ち伏せを受けるのであった。
写真をみれば分かる通り、ゴブリンたちのStealth Checkの出目は1d20[20]
■出血大サービス
戦闘はゴブリンたちのSurprise Roundからはじまる。
DMの出目が走りに走り、プレイヤーの手番が来るまでに冒険者三人がUnconsciousという厳しい立ち上がり。
カラクリがファルツにHealing Wordを唱えて回復させるも、ダルケスが四人目の犠牲者としてUnconsciousに突入。いきなり全滅かと思われたが、地味な回復、ダルケスのSleepによる時間稼ぎ、Fighter陣がSecond Windしつつ着実に敵を削って、何とか状況を打開するのであった。
■何とか建て直す
いきなりリソースがスッカラカンになった冒険者一行であるが、野外でLong RestするよりはあとちょっとでPhandalinの街に到着するとのことで強行軍を選択。
１回のCon STを全員が通したのは流石であった。*1
■鉱山街Phandalin
無事Phandalinに到着。ワゴンを雑貨屋に送り届けると、先に到着しているはずの依頼主(Gundren Rockseeker)がいない。
よくよく話を聞いてみると、ゴブリンに殺された馬二頭に乗っていたのが依頼主のドワーフとその護衛騎士ということが分かる。
ということは街道でゴブリンに襲われたポイントに戻って足跡をたどらねばなるまい。
ちなみにこの鉱山街はどうやらレッドブランド(Redbrand)というヤクザにシメられているらしく、住民はびくつきながら生活しているようだ。
後でいろいろな人から話を聞くと、もともとDwarfとGnomeが魔法の金属を産出するPhandelver鉱山を開いたことによりできた街で、利権争いでDwarfとGnomeが疲弊しきったところに人間も入植したのだとか。
どうやらロックシーカー兄弟は今は失われた魔法の金属を産出する場所を密かに発見したらしく、その情報を巡ってゴブリンに拉致されたという経緯が分かるのであるがそれはまた後の話。
■ゴブリンの隠れ家を叩け！
ゴブリンに襲撃された地点から足跡などをたどってやってきた。
隠れ家発見である。入口からは小川が流れている。
■今度はこちらがSurprise Attack！
洞窟入口にたむろする敵の歩哨をサックリぶち殺す。
■犬小屋で狼を一方的に殺処分
洞窟に入ったところで狼が数頭鎖で繋がれている場所をみつける。
ゴブリンたちのペット兼戦力といった扱いであろう。敵の戦力には違いないので、遠間から弓矢や魔法で射殺して後顧の憂いを断つ。
冒険者のDungeon掃討かくあるべし
■歩哨に発見される
緩やかな傾斜を上りつつ洞窟奥へと進むと、陸橋の上にいた歩哨にみつかる。戦闘となるが…
■ゴブリンの隠れ家にて水攻めを受けしこと
ゴブリンどもが侵入者撃退用に用意していた貯水ダムが開かれて冒険者が進んでいた通路を濁流が鉄砲水のごとく押し寄せる！
といっても貯水量には限りがあるようで、カラクリは手に持っていた松明を失い洞窟入口まで流されて少々ダメージは負ったものの、再び洞窟奥へと進むのであった。
■衝撃のBugbear
ゴブリンたち（Cragmaw族というらしい）の隠れ家奥で、中ボス登場。bugbearである。
前衛のHPが10-12といったところに、一撃2d8+3の棍棒(Morningstarって書いてあるけどどう見ても棘付棍棒）を振り回すとかあり得ない。Bruteという能力でダイス1個分ダメージが増えてるようだが、それって常時Critical damageってことじゃないか？
実際にCriticalしたら4d8+2でComplete Deathの危険さえある。*2
ひやひやしながらどうにか敵を全滅させると、さらに奥の間でドワーフの商人にして我らが依頼人ロックシーカー氏の護衛をつとめていたシルダー・ホールウィンター(Sildar Hallwinter)氏が人質となっているところに出くわす。
ゴブリンは人質の首にナイフを当てて「寄らば斬るぞ」と首ナイフ問題を持ち出すが、FighterのライアンをはじめBugbearとの戦いに心荒んでいた冒険者たちは淡々とInitiativeで勝って敵を制圧するという方向で問題を強引に解決するのであった。
といったところで経験値がたまったため待望のレベルアップ。
お金もそこそこ貯まったので、Leather Armor組はStudded Leatherに切り替えたのではなかったか。
Phandalinの街に戻ってLong Restして態勢を整えると、次の任務に取り掛かるのであった。
パーティが情報収集したところでは、
●ゴブリンたちの隠れ家は掃討したものの、肝心のドワーフ商人ロックシーカー氏はゴブリンの本拠Cragmaw Castleに連れ去られていた。この場所を特定して彼を救出せねばならない。
●街のTymoraの寺院（廃墟を利用した簡単な祠）にて出会ったシスターガラエルの依頼で、BansheeのAgathaと取引してとあるSpellbookの情報を得てほしいとのこと
●Phandalinの北東にあるOld Owl WellにてUndeadが跋扈しているので退治してほしい
といった課題があった。
しかしながら街はいまだならず者(Redbrand)の支配下にあり、これを解放するのが先決ということになるのであった。
■Phandalinの街
■Redbrand壊滅作戦開始
道で出会ったならず者たちは複数回攻撃してくるという衝撃の事実があったが*3、ともかくやつらがたむろっているManor House（領主の館）にアプローチ。
Halflingの子供の先導にて屋敷の裏口から侵入してみると、そこにはなんとNothicが待ち受けていた！
■汚物は消毒だぁ〜
ダルケスのMagic MissileがNothicを確実に削り、これを倒すのであった。
勢いに乗る冒険者はならず者たちの掃討に乗り出す。
狭い通路を利用して敵を撃破。さて次は…？
■魔法使いあらわる
扉を開けてみると明らかに魔法使いの研究室と思しき場所。
フートンで瞑想していた魔法使いはおもむろに魔法の杖をもって冒険者たちを苦境に叩き込むのであった。
数々のピンチを杖のChargeを使ったShieldで切り抜けるも、Magical Staffなんていうお宝を見逃す冒険者一行ではなかった。
死闘の末、魔法使いを葬り、ダルケスはMagical StaffとSpell bookを入手してホクホクになるのであった。
■もはや雑魚しか残ってないよ…というDMは嘘つきだった！
魔法使いを倒して強敵はいなくなったと思いきや、最後の扉を開けたらなぜかBugbearが４体もいた。
2レベルになっていたとはいえ、あのBugbearが４体である。DMの出目が荒ぶった結果、AC19を誇るライアンに三連発攻撃が命中して撃沈。
戦線が崩壊しかかるも、必死に防衛戦を繰り広げる。
地味な回復に2nd Levelで獲得したChannel Divinityまで投入してHPのケアに努め、Sacred Flame連打でダメージを加算するClericふたり。
Longbow捨ててGreatswordで戦うFighterに、Magic Missile撃った後は前に出て壁になるWizard、Cunning Actionで縦横に動き回るRogueなどなど。
勝利したもののズタボロとなった冒険者一行は、攻撃発起点であるHalflingの農家にまで撤退するのであった。生きてるってスバラシイ。
