PPP "The Rise of Tiamat" [3] [42.4km]


通算10回目のセッション

DM: つかださん

Griflet グリフレット(死せる詩人さん) Human Fighter-10 AL:CG, Deity:Shaundakul
Echo エコー (画伯) Human Monk-10 AL:LN, Deity:Gond
Chikskor チクスコール (さるしんごさん)Gnome Wizard(Diviner)-10 AL:NG, Deity:Gond
Ladislak ラディスラク(六平文吾さん) Human Fighter-4/Paladin-6 AL:LN, Deity:Hoar
【お休み】セラピナ (ほえほえさん) Halfling Rogue(Thief)-10? AL:NG

Elmar エルマー (からくり) Human Cleric-10 Light Domain AL:CG, Deity:Sune

<あらすじ>
反抗期で家出したエルフの王子(Neronvain ネロンベイン)がCult of Dragon幹部となってグリーンドラゴンとともに悪さをしてるのでこれを捕虜とせよ…というのが大方な任務であった。
家出少年が宗教にはまって「肉親は自分のことをわかってくれない」「でも宗教の人は僕を認めてくれた」「エルフの村を襲って得た財宝をTiamat復活のために使い捕まえたやつらは奴隷だ」などと典型的な非行少年事例である。…典型的?
そのアジトを付きとめるべくCommuneやDivinationやエルフの協力者によるSpeak with Animalだとかを使った結果、The High Moorのどこかに本拠があることが判明したまでが前回。
その位置をさらに絞り込むべく、チックスがContact Other Planeを使うことに。


▼Contact Other Plane

既にCommune, Divination使用済みで失敗確率が発生したためというより、単にさるしんごさんがContact Other Planeを使いたかっただけという話もある(笑。
あとLong Rest取得すると敵に時間を与えることになり、こちらの行動を察知されて奇襲できなくなる危険もあった。
それはともかくArchfeyに連絡をとっていろいろ教えてもらう。


質問1「Neronvainの本拠地(アジト)はThe High Moorを地図上で4象限に分割したときどの象限にあるか」回答「3」
※実際の質問では、冒険者パーティが訪れたことのある街を4つ上げてそれを結ぶ基準線を2本作り出して象限分割している。
※この回答情報+前回Speak with Animalで聞いたドラゴン目撃情報でだいたいのアジトの方向を特定した。
質問2「Neronvainの本拠地(アジト)のランドマークは?」回答「茂み」
※Regional Effectのことと思われる
質問3「Neronvainの本拠地(アジト)までの距離をマイルで教えてくれ」回答「30」
質問4「Neronvainの本拠地(アジト)を掃討するのに気をつけるべきことは?」回答「Water」
質問5「Neronvainの本拠地(アジト)の敵勢力はどの程度か?」回答「dozens」


情報収集の結果、30マイルアジト方向にTeleportするという話し合いをしてたら、ひょんなことからアジト近辺にDryadの娘が住んでいるということを知る。
彼女は名をシレストラといい、グリーンドラゴンが住み着くまでは近辺の地理に通じ動植物の状況を把握していたという。
どうせDiscription Teleport(話を聞いただけで現地に瞬間移動するテレポート・成功確率はあまり高くない)なので、後々動きやすくなることから移動先の目標をDryadの木のある場所とするのであった。


▼Evil Trent

Teleportは1回のMishipだけで無事到着。
Cult of Dragonのマークがついた木があり、そのマークを消すことでこちらを信用してくれて、シレストラさんは木の中から姿を現した。
話を聞くにグリーンドラゴンによって周辺はその版図となっているため潜入は難しいが、元が動植物でDragonのRegional Effectによりドラゴンの協力者となっている小鳥や小動物に関しては、彼女の枝を携行することで見咎められることはなくなるとのこと。
彼女の枝をありがたくいただいて先に進むのであった。
Regional Effectで異様に繁茂した茂みを行軍していると、Evil Trentの襲撃を受ける。
TrentはAnimate Treeの能力で1体いればまず3体と戦うことになる。しかしながら相手は所詮木。Fireballで盛大に燃やして先を急ぐのであった。


▼滝裏の秘密基地

DMが滝の説明をしたところ、エコーがアジトは滝の裏側にあるのは常識とばかりの行動をとったのが印象的だった。
果たして滝裏には洞穴があってかなりの傾斜で奥に続いている。
こうした場面が得意なエコーとSlippers of Spider Climbingを履いているチックスがロープを張ったりエルマーを支えるなどして、ウォータースライダーで戦闘遭遇に突入する事態には至らなかった。


▼アジトでの戦闘

家族を人質にとられて下っ端戦闘員として使われているエルフたちとまず戦闘となる。
たいしたことのない相手なので油断していたら、いきなりFireballをぶち込まれる。
どうやら同じく家族を人質にされたElf Wizardが魔法を使ってきたらしい。エルマーはDriftglobeを起動してかの魔法使いを視認できるようにする。
そしてこの100feetほど向こうの高台の上にいるWizardにわずか6秒もかからずエコーが肉薄して茶番戦闘しないかと持ちかける。Monkの移動力おそるべし。
エルフたちとは茶番戦闘を繰り広げつつ、駆けつけてくるCultistを撃破していく方針だ。
するとDragon MaskのおかげでパワーアップしたNeronvainが濁った洞窟内池から登場、Poison Gasを放ってくる。
獄卒であるEttin三体も戦闘に加わって乱戦模様。
グリフレットやラディスラクがNeronvineに肉薄するも濁った池での水中戦闘ゆえに逆にダメージを受けて倒れてしまう。
それでも何とか手下を倒して全員がNeronvainに集中できるようになると、エルフの王子は池を泳いで逃走しはじめる。Dragon Maskのパワーで水中呼吸もできるしSwim Speedもあったりする。
これをおいかける冒険者の面々。ここでもFreedom of MovementとWater Breathingのかかった30feet Speedの仲間より、50feet SpeedのMonkが息をとめて全力で追撃した方が早いというトンデモな状況が現出する。
Ki Point消費してのStep on the Windで150feet移動とかおかしすぎる。水中でも75feet移動だ。


▼追いついた

というわけで逃げるNeronvainを執拗に追い詰め、Secret Doorを1枚はBulls Strengthのかかったラディスラクが強引に破り、1枚はダメージで叩き壊したのではなかったか。
発動するGyph of Wardingにも構わずNeronvainを気絶させて捕縛することに成功したのであった。


▼ようやく戦闘終了

リソースの続く限り追撃するというとても厄介な冒険者たちの勝利であった。


▼グリーンドラゴンとの戦闘

人質となっていたエルフたちと安全に帰還するためにも、戻ってくるであろうグリーンドラゴンを倒そうとの話になる。
洞窟入口で待機していた冒険者たちであるが、なんとDragonは洞窟内池から登場したのであった。危険を察知したのか?
Lair ActionでWall of Thornによって冒険者を分断し、自分の手番でこちらをReach内におさめつつ滞空し、必殺のPoison Breathをかましてくる。
このSTを通して誰も倒れなかったのが大きかった。
エルマーは1d20[15]+2(Con)+3(PaladinのAura)で何とか通し。
この後なかなかに面白いやりとりが発生。
前衛ふたりにチックスが5th FlyをかけようとしたのにReactionでDragonがCounterspellをしてくるも、Ability Checkの出目をPortentの「8」に強制されて呪文は効果を発揮できず。高レベルFlyでなければCounterspellのAbility checkは発生しなかったし、Ability checkのDCも15という高い値にならなかったというあたりが個人的には興味深かった。
あとは前衛が接敵してダメージを積み、ついにこれを倒すのであった。
これでWhite Dragon二体、Green Dragon一体、合計三体のDragonを倒している。正真正銘のDragon Slayerなのではないかと思ったり。


▼ついにDivine Intervention成功!
Waterdeepに帰還してCouncil of Waterdeepの面々に詳細を報告。捕縛したNeronvainは親父に引き渡し再教育する方向で。
Long Restした冒険者たちはついに11レベルになった。
例によってエルマーは「幼い頃に生き別れたGhaele Eladrinの娘との再会を!」とDivine Interventionで乞願う日々。
そこで振ったd100が…「01」! エクセレント!
他のセッション参加者には全然関係ない自分イベントを勝手に成功させたのであった。DMさえも関与しないというひどい話。でも放置してくれるのでこのまま進める。


<幕間劇>
Waterdeepの街角で次なる冒険のために移動していたエルマーは眼鏡をかけた不健康そうな娘さんと衝突する。
Divine Interventionでついに女神Suneから「次に街中でぶつかった娘に親切にせよ」との啓示を受けていた彼は彼女の面倒をみるのであった。
十分に休ませ食事をとらせてから事情を聞くに、己の過去の記憶を失っていることが判明。しかるにLegend Loreをかけてみたところ、彼女こそ幼い時にエルマーたちを守ってくれたGhaele Eladrinの娘だということが分かるのであった。
彼女はあの最後の場面、エルマーたちがいた孤児院を守るための戦いで大怪我を負い、Celestialとしての力と記憶を失い放浪して今に至るとのこと。
その間の苦労を思いエルマーは涙した後、彼女とともに再び生きることを誓うのであった。
Greater Restorationを使って彼女の記憶はある程度取り戻されるも、Celestialとしての完全復活はならず、どうやらPlanar Allyを唱えたときのみ一時的にGhaele Eladrinとしての能力を発揮できることが判明。
彼女が完全に元の自分に戻るにはWishまたはMiracleが必要だと思われる。
これはまた次なる課題ではあるが、今はともに寄り添えることを喜びたい…そんな心境のエルマーであった。
●Ghaele Eladrin "Kristina"



▼Council of Dragons

次なる冒険者たちの任務はメタリックドラゴンたちの会議に参加して、人類代表ウォーターディープ会議との共闘を取りつけることである。
Silver Dragonのライアに連れられて会議場所に赴き、ロビー活動を繰り広げる。
様々な思惑がからむものの、全面的にDragonの言い分を受け入れる形で協力を取りつける。もちろん、ほとんどの約束の遂行はウォーターディープ会議の面々に押し付けられる予定である(笑。
DMのぶっちゃけによると、メタリックドラゴンは善勢力の強力なカードで、協力が取り付けられないと勝手な判断で悪勢力の弱いカードを潰しに行ってしまう可能性もあったとのこと。
それそれで困る。まあ結果オーライということで。
あとNeronvineを捕縛したときの調査により、Cult of Dragon幹部“赤の”セヴリンは、Dragonの聖地Well of Dragonに陣取っているとの情報もあり、最終的にそこには行かねばならぬのではないかと思ってみたり。


▼次なる冒険
会議を終えてWaterdeepに戻ってみると、かつて友誼を結んだLizardfolkのスナップジョーが助力を求めて連絡をとってきた。
Teleportにて行って話を聞いてみると、どうやら彼らの拠点であるCastle Naerytarに再びCult of Dragonの勢力が進駐してきたとのこと。
指揮官は“青い”Dragon Maskをして、10数人の手下、巨人、悪魔(Devil, Erinyes)を引き連れていたとみられる。
あと沼地にLizardfolkのいう神様(Black Dragon?)が戻ってきたとの話もある。
取り急ぎCult勢力を掃討するためTeleportすべきか、といったところで今回は終了。お疲れ様でした。


●追記●
Cult of Dragonの幹部が所有しているDragon MaskはArtifact扱いで、所持者が死亡するとTeleportして次の装着者がCult内で選ばれる機能付きだ。
五色のDragonにそれぞれ対応するMaskが1つずつあり、5つ揃えるとTiamatを召喚する確率が上がるのだとか。それ以前に財宝や犠牲者の数が足りないので召喚儀式そのものができないようであるが。
今回GreenのDragon Maskを入手できたのは、装着者であるNeronvainを捕縛するために気絶させたから。
というわけでこれからの冒険者側の方針としては、装着者を気絶させてMaskを奪うということに。あとMaskが手元にあるということはCultの襲撃をいつ受けてもおかしくないということで、今まで以上に警戒する必要はあるだろう。