Naval War & Maid RPG & John's Story of Arianrhod in flying fragile

所属しているゲームサークル「flying fragile」今年最後の例会に参加。
集まってはみたけれど、組員3名+準構成員(?)4名でのまったりした例会となる。
とりあえず持ち寄ったゲームをやることになった。


●Naval War
私が持参したバトルロイヤル形式のカードゲーム。1983年に今は無きAvalon Hill Gameから世に出た、一部で有名な海戦ゲームである。
第二次世界大戦に参加した各国の艦艇がカードになっていて、耐久力と砲門の口径が記されている。これを5枚自分の場に伏せ札としておき、手札に各口径の弾薬カードを所持し、敵艦艇を砲撃によって沈めていくというのがゲームの流れになる。
空母や潜水艦、誘爆、特攻*1までもうまくルール化されていて、なかなか楽しめる。
2回やったが、どちらもMizuno君が最後にDestroyer Squadronの使用により決着がつく。これはDestroyer Squadronのルールを間違えていたため*2もあったが、なかなか劇的な幕切れであった。おいらは2回とも3着だった。


●Maid RPG
暗転丸氏が夏コミJGCで購入したという、いわくつきのブツ。
なんでもSunset Gamesが来年商品化するとか、しないとか。確かに「パイロット版」の文字がマニュアルには記載されているが…正気か?
肝心の内容であるが、GMが御主人様、Playerがメイドとなって、御奉仕して主人の寵愛を競うRPGなのである。何をかいわんや。とりあえず以下が作成したPCである。


タイプ:ピュア(愛情+1, 狡猾-1)/ボーイッシュ(行動+1, 熟練-1)
トラウマ:元不良
能力値: 行動 3
     愛情 3
     熟練 2 (メイドとしての熟練度…ということらしい)
     狡猾 2
     幸運 2
     根性 2
イメージカラー:銀色
特徴:アクセサリー(黒革手袋)
   口調(インチキ外人)
ルーツ:孤児
ストレス発散場所?:御主人様に甘える
特殊能力?:熱視線(1d6のストレスを受けるが、御主人様の寵愛を1d3加算できる)
寵愛度: 6 (ヒーローポイントみたいなもの)
精神力: 20 (ストレスに耐えられる上限。ヒットポイントのようなもの)
主武器:ナイフ・メス
PCを作成しただけでお腹一杯となる。
JGCか何かで女性Playerがこれをやって、最後は御主人様の貞操がPlayerの人数分喪失されるという悲惨というか下品というかコメント不能な結果になったと聞く。まあネタということで。


●John's Story of Arianrhod
今年最後の例会なのに、カードゲームやってメイドPC作成して…というのはあまりになんだ、ということで「アリアンロッド」をやることになる。
しかし、この日の奇妙なノリは、まともなTRPGをやる段階となって決定的な影響を及ぼした。
「みんなPCの名前は?」「ジョン!」「じゃあ、俺もジョンにしよう」「それじゃあ、こっちもジョン」「いっそのこと、みんなジョンということで…」
結局、参加PCは以下の通り。
放浪の歌い手「インディー・ジョン」、鋼の拳士「明日のジョン」、鋭刃の舞踏「G.I.ジョン」、護りの聖者「ジ・ヨン」、神速の銃弾「ジョン・タイラー」、そして私のPC精霊の具現者「ジョン・アンダーソン」*3
全員ジョン。登録したParty名称は「ジョン万次郎」。明らかに変である。*4
シナリオをその場で作成していたGMも、これにあわせてその導入部を「この世界ですべてのジョンが狙われ、そしてどうやら密かに消された。君たちは世界最後の“ジョン”を名乗るものたちなのだ」というハジけたものとなった。
ジョンを名乗るものは旧処刑都市(現在は観光都市)カサンドラ(?)へ向かったという情報を最後に、どのジョンも消息を絶っている。
我々はこの謎に肉薄するも、Party連携もとらず、好き勝手な行動を楽しんだ。
最終的に時間切れとなってシナリオは終わらなかったが、まあやむなし。こんなシオシオな年末もあるということだ。


[追記]
暗転丸氏のレポートはこちら。
http://d.hatena.ne.jp/sunafuku/

*1:ルールブックに“Shout, BANZAI”と記載されているのが素晴らしい

*2:場にDestroyer Squadronのカードを出した後、手番が一巡する間に4打撃を受けて船団が沈まなければ、指定したPlayerの艦隊を1d6隻撃沈できる…というのが正しいルールであった。

*3:テンプレート(アーキタイプ)に出自「幸運の星」を付与したもの

*4:しかも侍がいねえ!