Landreaall

Landreaall 5 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 5 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

なんか面白いです。
おがきちか作品に出会ったのは、今は無き雑誌「アワーズライト」に「エビアンワンダー」を掲載していたのを読んだのが最初です。
そこそこ面白く、かといってそれほど入れ込む作品ではなかったのですが、打ち切りが決まったのか雑誌の休刊にあわせたのか、雑誌の最終話近くで話がいきなり辻褄をあわせる説明会話の嵐になってしまったため悪印象がありました。
ネームが邪魔と感じる作品は今も昔も駄目な作品だと思います。
それはともかく、このLandreaallは実にのびのびと描いていて読んでいて実に気持ちがいい。
登場人物がまた味わい深く、なかなかに楽しませてくれます。
「物語には過去と未来がくっついていて、本当は始まりや終わりはないのです」という4巻の著者の言葉に、なるほどと思わせるだけの話が展開していきます。
しかし思うに、妹というのはそれほど魅力的なものではないと思うのですよ。魅力な女性がたまたま妹だったというのはアリかもしれませんが。
*1
なんの話だっけ?
いや、この作品は「〜なのに、実は〜」っていう仕掛けがあちこちにちりばめられているのが楽しいのです。普通これだけのことをしたら、話はこう転がるだろう…と思っていたことを実にあっさり裏切ってくれます。またそれが不自然ではないのが良い。
そしてその中でイチオシ(?)なのが、五十四(いつよ)さん登場シーンでの主人公の台詞です。
「小さいのに、でかっ…」
詳細は作品を読んで確認されたし。こんな裏切り(?)は大歓迎であります。いやもう、たまりませんわん*2

*1:眼鏡は別です。魅力的な女性が眼鏡をかけるとより魅力的になるのdeath!

*2:by ルミちゃん