切断王

鶴岡法斎氏が「自分が原作をしている作品が掲載されるから今月の「コミックフラッパー」を買うように」と宣伝していたが、御心配なく。
ここに(最近は)定期購入している数奇者がいるゆえに。
本当は立ち読みできる本屋に入らないマイナー雑誌のため、面倒なのでラッピングされてる雑誌を購入するようになったのだが。それはともかく。
読みました。ネタ的には「王道」というか正統的な読みきり作品だと思います。
しかしながら、鶴岡氏も自分で指摘していた通り、新人に描かせる話じゃあないかも。
らしい背景が必要な作品なのに、どう頑張っても限界があるといった按配。
あとティーガー戦車も小林源文とか宮崎駿の絵に慣れている身としては、ちとつらい。
でも回想シーンで出てくる宇佐美と組んでいた姉御肌の女性には、私の心はトキメキマイハートですよ!
作品の中でわずか3コマしか登場しない上に容貌もはっきりしないのであるが、この女性とともに駆け抜けてきたに違いない日々について、思わず思いを馳せてしまうのだった。漢の浪漫だよなあ、一人前にしてくれたイイ女が今はもういないってシチュエーションは。
とまあ、色々思うのであるが、最後に一点だけ。
ティーガー戦車の主砲の表現は「8.8㎝砲」ではなく「88㎜砲」としてくれよー。そう思わんか?