プレイスタイルについて

まあDnDに限ることではないが、遊び方においてプレイスタイルというおおまかな分類がなされることがある。
曰く、パワープレイであるとか、ストーリープレイであるとか。
パワープレイはルールを重視し、「あなたのDMは常に正しい。しかし、ルールはプレイヤーの味方である」*1とばかりに、常にルール的に最適な行動を頭に置きつつ遊ぶスタイル。
ストーリープレイは説明が難しいが、PCを、DMとともに構築する世界を堪能するためのもう1人の自分としてとらえるスタイルとでもいいましょうか。
ルールよりもPCの五感が大切なスタイルだといってもいいのではないでしょうか。
ともかくそうしたスタイルは、そのように遊んだ方がより楽しめるといった意味合いで選択されるものだと思います。
で、そうは言いながらも私はそうした売り文句をまともに信じない人間なのです。
おいらの考えとしては、自分に最適なスタイルを模索するスタイル、それがその人のプレイスタイルということでいいのではないかと密かに思ったりしてるわけです。


岡田斗司夫氏の「人生の取り扱い説明書」によれば、人間は4つのタイプに分けられるということです。
その分類と説明で、Gamerとして興味深かったのは、4つのタイプが何を快感と考えるかといった点でした。
王様タイプは「他人に注目されること」、軍人タイプは「(他人に)勝利すること」、職人タイプは「うまくできること」、学者タイプは「知ること」に快感を得るとあります。
この4つの快感を考慮することは、TRPGをするにあたって自分のプレイスタイルのバランスを取るのに結構役立ちます。
私の場合、職人タイプとして立つことで、どのような場面でも最終的に「自分なりに状況解決なり状況対応ができる」という部分を楽しめればいいと思っています。まあこじつけではありますが、他人と一定の距離を置きたい私のような人間向けであろうかと。
こうしたタイプには当然、有利不利的な特徴があったりするので、そこらへん注意が必要ですが。


最終的にプレイスタイルとは、自分なりの遊び方の表現になるので、相性が非常に悪いものも存在します。
それが面子を選べ、と言われる所以でもあるのでしょう。
そして島本和彦調に言うなら
「プレイスタイルは自分で決めろ、他人にとやかく言われる筋合いのものではない! だが、調整は怠るな」といった感じ、かな。

*1:実際、Dragon誌のSage Adviceにそうした返答がなされていた。つまりプレイヤーはルールを買え、ということだ。素晴らしく強烈な売り文句だと思った。