オタクの遺伝子(長谷川裕一・SFまんがの世界)

オタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界

オタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界

休日出勤のお供に読み始めたのだが、これが面白い。仕事してる場合じゃあないよ!(逃避モード)
まだ読了していないが、長谷川裕一氏へのロングインタヴューはかなりイイですよ。
クロスボーンガンダム誕生秘話といった話もちゃんとあり、富野監督と話を詰めている経緯が描かれているのだが、当初の監督の構想は「ああ、トミノさんらしい」と誰もが納得するダメダメの設定だったとか。いや長谷川裕一氏がいてくれて、本当に我ら読者は救われたんだなあ、と(笑。
ともかく自分がなぜ長谷川裕一に惹かれたのか、そしてガンダムはなぜファーストなのか、といった点について再認識させてくれるところもエエですよ。
著者の稲葉振一郎氏の台詞部分が少々ウザったく感じるのですが、これはまあ最初に批評としてこの本を成立させると宣言しているがゆえの構成かと。許容範囲かな。
しかし、クロスボーンのクライマックスで富野監督がドゥガチに「ぜひ言わせてくれ」として付け加えた台詞が…。
いやあ、“男の子なら読め”って感じかな。