本日の戦果


 ■雑誌「アフタヌーン」01月号
そういや先日の「霧の古城」飲み会のときに、参加した女性(ユーニさん)が言ってたけど、「おおきく振りかぶって」が面白いとか。
でも、おいらには普通の野球漫画にしか見えなくて特別に注目するほどじゃないよな、と思っていたのでした。
ところがメインのファンというのが女性だと聞いて、そういうものなのかと思いなおしたわけです。
球漫画といえば「アストロ球団」「悪たれジャイアンツ」「侍ジャイアンツ「キャプテン」ドカベン」などから始まり、弓月光「お助け人走る」、あだち充「タッチ」とか川原泉「甲子園の空に笑え」とかまで、もう少年の頃から当たり前に読んでいたわけで、そういう意味では見慣れたものなわけです。
一方で女性読者からすれば、そんなに慣れたネタではない、という側面があるのじゃなかろうか。
とするならば、作者のひぐちアサさんも女性のようですし、女性視点として楽しめるように組んであるという指摘もできるかもしれません。
おいらにはちょっとどの辺がポイントなのかは、いまいち掴みきれていませんが。
[追記]
・「プーねこ」の広告は、「ラブやん」の後ろにもってきた方が意味深であろう。
 (編集長も天堂よねと同郷?との指摘が)
・「げんしけん」のp323の一コマは、切り取りがうますぎて怖い。
 つーか、結構この手のエピソードは本当に悲惨で救いがないものなんだけどな。
あさりよしとお氏は漫画家25周年&るくるく50回記念。
 若い頃の写真、結構いい男っぽいなあ。
 そういや一時期ネットでシュールストレミングスを食べよう、というネタが流行ってたな。
遠藤浩輝氏の作者近況。
 オタクの本質が「社会との相容れなさ」にあるとのこと。
 ここらへん、いろいろと思うところではある。
 結局、オタクはコリン・ウィルソンの言うアウトサイダーを内包しているけど、それがすべてじゃなかろうとか。資本主義云々については、オタクは資本を趣味に投資することに躊躇わないわけだし、別にそういった社会システムに対するアンチではないと思うのだが。どちらかといえば問題になるのは“他者との相容れなさ”なのではなかろうか。
 まあ、これも唐沢俊一氏によれば、もともとのオタクは情報を得るのに人間関係も没交渉ではあり得ないとしているので、使ってる言葉の意味合いってのは非常に微妙ではあるのだろう。
・関係ないけど、岡田斗司夫氏が展開しようとしている「プチ・クリ」という考え方は、コリン・ウィルソンが「アウトサイダー」という本の中でまず最初にアウトサイダーという概念を規定したのと似ている気がした。
 前者は「超絶な才能だけが才能なわけではない。ゆえにクリエイターではなく、プチ・クリエイターとして身の丈にあった形で好きなことを深めていく」というのが趣旨だと思うわけで、後者は冒頭で「社会からの疎外感を感じるのは劣等するがゆえではなく、他者より鋭敏であるから」と、どちらも現状に対するエクスキューズというか方向性としてまず自分で自分を「良し」としようよと言っているんじゃないかしら。
 …といったところで知恵熱が出たので止めておく。