完璧な帰宅後の流れ

・マキネッタでエスプレッソを淹れて落ち着く。
・「The Book: jojo's bizarre adventure 4th another day」(乙一荒木飛呂彦集英社)読了。ジョジョ4部のノベライズ。凄い苦労が偲ばれる作品だった。時間軸をズラして交互に状況を推移させていく手法はともかく、荒木飛呂彦の世界を展開しようとして頑張っているがゆえにディテールが粗い印象を受けた。それなりに引き込まれるのだが、作品との間の距離感は最後まで変わらなかった。読後感が「じゃあ、ジョジョ第四部を読み直してみようか」ってのはちょっとね。
BSマンガ夜話のだめカンタービレ 二ノ宮知子」を視聴。夏目"ミルヒ"房之介が素晴らしい。久々の「夏目の目」は楽しめた。佐藤亜紀さんの講義でPafumeの話(嗅覚を映像表現)があったけど、こちらは音楽をComicで表現する難しさについても言及していた。夢枕獏さんの指摘した「擬音をできるだけ使わずに」という点には頷かせられた。少女マンガの蓄積された表現方法をうまく組み合わせて、異端ではあるがベタなお話を、オケという集団での音楽とそれに関わる主人公たちの人間関係を関連付けて描くこの作品を、「マンガがうまい」と結論付けていた。国内編と欧州編のテンションについて岡田斗司夫氏が問題提起していたが、こちらは主観の差といったまとめだったか。
もやしもん(原作の一番面白い農大祭の媚薬騒動ネタの回):各キャラの色が出てて面白い。声もよい。樹教授の怪人ぶり、院生の酒乱ぶり、能登麻美子×神田朱未の百合っぷり、川浜と美里の受難っぷり、あたりに注目。原作同様、結城くんが事情により姿を消しているネタをいつまでも引っ張るのは、どうかと思うが。


気が付くと夜中の3時。さっさと寝よう。