肝心のGhaeleについての言及

●Eladrins (Matthew Sernett and James Wyatt)
3rd EditionでのEladrinは、Alignmentの一角("pie")を占めるようにデザインされたCelestialでした。
LGはArchons、NGはGuardinals、CGはEladrinsというように。
だが、Good-aligned Creaturesは使い勝手がよいが、多くいる必要はないでしょう。
Angels(天使)を再設計する際に、神や強力な同盟相手からの御使い(代弁者)として登場するだけでなく、Player Characterとして実際に戦うことができるようにしたいという欲求が生じました。
一方でGreat WheelのAlignmentを基にしたCosmologyを採用しないので、これに対応するCreatureを設定する必要はなくなりました。
Good-aligned Creatureを整理・統合する中で、Eladrinのほとんどが整理対象となりました。
話し合いの結果、Eladrinは総じてFeyのような外見を持つゆえ、"the Feywild"を象徴するCreatureとしてはどうかという方向に動きます。
今までのFeyのイメージは、悪戯好きですが本質的に善良としています。
これを、美しく親切で幸せにあり得るものの、しばしば気紛れを起こしたり執念深かったり冷たかったり神秘的なしきたりに従ったりするものとしました。
人々はFey(Feywildに住む者)を神秘的で予測できない相手とし、Orcの襲撃者に相対するのと同様に、遭遇は常に博奕を伴います。
先のEditionでEladrinは既に強力な魔法的な存在としてゲームに登場していました。
Eladrinのその役割そのままに、Feywildの神秘的なLordsやLadiesという存在とします。
PHBに提示されたRaceとは違うMMのEladrinは、「冬のガエル」(the ghaele of winter)や「秋風のブララニ」(the bralani of autumn winds)を含みます。
彼らはHigh-Levelなので、Feywildで冒険するParagon-LevelのPCにとって、興味深い交渉相手であり侮れない強敵となります。
デザインサイドとしては、EladrinのPCが将来GhaeleやBralaniになりたいと望むような、そのような存在となればいいと願っています。
[コメント]
とりあえずGhaeleが消えるわけではないということに拍手。
あとは…イラストか?*1
Air ArchornとかEarth Archonとか見ていると、ちょっと不安。
ほとんどアメコミかと思うモンスターデザインだ。せめてLamiaくらいの質は確保してほしい(あと露出度も。

*1:もし男性イラストだったら、発注元と絵師は万死に値する!