ウエスタン

な、長かった。久々に165分という長編映画を視聴した。
後味としては、柴田錬三郎の「九人の戦鬼」のラストに感じ入る野田昌宏の気分に繋がる。
しかし徹底して台詞による状況説明を省き、表情をじっくり正面から捉える映像に凄い説得力があり、思わず引き込まれる。
とくに佐藤亜紀さんも指摘していたラストのチャールズ・ブロンソン(ハーモニカ)の復讐の発起点であるあの回想は、延々2時間以上もかけて積み上げられた上に突きつけられるのでインパクトが段違いだ。
うーむ、とりあえずお腹一杯である。