Savoia-Marchetti S.M.93

世界の名機を流し読みしていたら、面白い機体を発見。
複座操縦席の前席(操縦席)が腹ばい状態で操縦するように設計されたイタリア機だ。
急降下からの引き起こしで生じるGに最も耐え得る体勢が腹ばいだったために、そのようなコクピットになったのだとか。
エルゴノミクス?
でも通常の水平飛行時にずっと腹ばいでいなければならないのは苦痛以外の何ものでもなかったようだ。
流石はイタリア機。凄いこと考えるよなあ。というか凄いことを実際にやってのける(荒木飛呂彦節は省略。
DB605Aという優秀なエンジンの使用許可を受けながら、1944年という時期で、何故に全木製構造なのかしら。素人目には不思議。
たぶん前後席にしないで、横に航法士の席をもってきて一緒に寝そべってくれるようにすれば…コクピットはダブルベッド!?というオチに使えたであろうに。