知の欺瞞

「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用

「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用

死せる詩人さんに借りたこの本、いよいよ終盤に差し掛かってきたのでともかく記す。
要するにこの本は、おいらの解釈だと「サイクランの外挿法ではデュマレストには抗し得ない」ということに*1。SFだったら良かったのにね。
いやもう小難しいことで人を煙に巻く頭の良い方たちにはウンザリすること間違いない。
理解できないことは、理解するためのパーツが足りないか、理解させる気がないものなのか、どちらかである。そして理解することが自分の間尺にあっているかどうか、そこを考えないといかんということか。この書籍で言っていることは非常に基本的なことなので、実は読了することに意味があるのかしらと思うものの、毒食らわば皿まで的な勢いで読みきる所存。
信念は物事を正当化させる理由にはならんのだ。だがしかし。

*1:E.C.タブ「デュマレスト・サーガ」参照。