本日の戦果


 ■戦国妖狐 (4) 水上悟志 マッグガーデン
 ■銀魂 (5) 空知英秋 集英社
迅火が己の出生に向き合い「不幸ではなかった」という言葉に至るまで、実に4巻が費やされている。
だけでなく、1巻からの流れで灼岩(芍薬+火岩)が加わりそして離れるまでの積み重ね、それにより真介が変転する様も含めての言葉だと考えるに、実に心に届いてくる。
縦横に織り巡らされた人と人でないものとそこから浮かび上がってくる“世に在る”という意味合いは、まさにサーガの名にふさわしかろう。
関係ないがこういった構造をFate/Stay nightが取れなかったのは残念至極。

戦国妖狐(3) (BLADE COMICS)

戦国妖狐(3) (BLADE COMICS)

こちらは灼岩が表紙の3巻。
しかし繰り返し使われている、人として弱いものを象られたときに手を下せずとする場面、島本和彦無謀キャプテン」の少女の姿をとられたからには!というあたりが常に連想されてしまうのがナンであるな。