DAC2013 進撃の艦これ卓(D&D4eアレンジ), 国立オリンピック記念青少年総合センター


DM: やすかわさん
Sub-DM: ばおーさん、あずまさん?

提督: からくり、さぼりっこさん、ふぇるでぃんさん、ヤギさん、Kiryuさん、TAKUMIさん

DAC2013の紳士卓にそばさんが参加されるというので、いったん卒業した身ではあったが若者の紳士への挑戦をサポートするため、おいらも参加希望をしてみた。
そしたらどこをどう間違ったか、今流行の艦これ卓に提督として召集されたという次第。大いに楽しめたので結果オーライですよ。


▼艦これ卓のホワイトボード

いわゆる「なのです!」掛け軸が掲げられていた。
▼ルールはこれだけ

このシート1枚に基本的なルールが集約されている。
艦これ2-4海域をボス地点(J)目指して攻略していくのは原作通り。
進撃した地点を勝利クリアすると次からその地点を基準に進撃が可能。複数ルートがある場合は羅針盤という名のダイスで決める。また勝利しているとd100を2回振ってドロップ艦2隻もらえる。敗北した場合でもd100振って1隻はもらえる。さらに戦闘後にバケツカード(後述)が10枚支給される。
各提督ともゲーム開始時にバケツ(修復)カード20枚が配布され、無名の艦船を購入するのに使用できる。ゲーム中は戦闘後に艦船のダメージを回復させるのに使う。カード1枚で4点回復。
最初はテクスチャのついてない艦隊で戦い、ドロップによってテクスチャ付の艦を増やして自分だけの艦隊を揃えるという趣向だ。もっともスーパー雷巡以外はデータ的に差があるわけではない。*1

■艦種一覧
戦艦:コスト6, HP24, Move5, 攻撃5(3d8), 攻撃5(3d8), 攻撃3(1d10)
空母:コスト4, HP16, Move5, 攻撃*(3d6), 攻撃*(3d6) *Area burst 1 within 5
重巡:コスト3, HP12, Move6, 攻撃3(2d8), 攻撃3(2d8), 攻撃3(1d6)
軽巡:コスト2, HP8, Move6, 攻撃3(1d10), 攻撃3(1d6), 攻撃1(4d6)
駆逐艦:コスト1, HP4, Move7, 攻撃3(1d6), 攻撃1(4d6)
※攻撃の後ろの数字は射程。駆逐艦以外は攻撃手段を3つ保持。攻撃それぞれは使い切り能力。
一覧を見て分かるように、コスト抑え目HP低めだが雷撃(射程1で4d6)を実装している艦が実力を発揮すれば、戦艦でさえ沈むのである。実際、おいらは1d20[20] Critical Hitを出して、駆逐艦で戦艦を沈めている。
だからといって駆逐艦だけで編成しても、戦闘は最長3ラウンド続くので息切れすることは明白だ。
おいらは戦艦, 空母, 重巡, 軽巡をそれぞれ1隻ずつ、駆逐艦2隻を購入。バケツカード3枚残して最初の艦隊編成を終えた。
ちなみに戦闘で沈んだ艦はDying状態となり、戦闘後Death STを3回振って1度でも成功するとHP1で生存、1d20[20]で成功するとHP満タンで生存扱いになる。また原作通り旗艦はDeath STに自動成功する。HP1で生存した戦艦を回復させるには結局6枚のバケツカードが必要になる計算。
▼艦隊戦闘用トラッキングシート

被弾状況によって勝敗判定を行う場合があるので毎回ブランクシートをもらって記入する。
▼事前準備一式

2-4海域攻略シート(艦種一覧付)、戦闘用被弾トラッキングシート、バケツ(修復)カード。
▼からくり艦隊

赤いチット:戦艦、青いチット:空母、緑のチット:重巡、黄色いチット:軽巡、白いチット:駆逐艦
折角なので手持ちの女性フィギュアをのせてみる。
お子様ランチについてくるような日の丸は旗艦のあかし。旭日旗ではないのか?
プリキュア艦隊

Kiryuさんの旗艦がブロッサム、ヤギさんの旗艦がマリンを使っていたと記憶している。
▼大いなる伏線

ゲーム開始時に「霧島」「雪風」は遠征中となっていて、ドロップしても獲得できない扱いになっていた。
曰く「彼女たちは冥王星宙域に遠征中だから」宇宙戦艦ヤマトネタかよと思ったが、ほんとにヤマトネタに繋げるとはこのときは思いもしなかった。
▼戦闘開始ブタのケツー!

戦闘は20×20のスクエアシートに互いに端から6マス以内に配置だったかな。
3卓に3人のDMが配置され、2人一組のプレイヤー陣を交互に相手する。要するに戦闘は1対1で3ラウンド、艦を交互に操作するもD&D4eの戦闘に則るというもの。
Action Pointがあるので移動>移動>攻撃が可能。また疾走>攻撃も可能。さらに機会攻撃がないので挟撃して攻撃すると戦術的優位だけもらえてラッキー。
あ、ACはすべての艦が10なので命中を上げるのは非常に重要であった。
アイテムで電探があってこれを装備した艦は命中+1になるので、複数艦攻撃できる空母に付けるのが定石であった。
▼からくりの戦果

海域Aでの戦闘結果。勝利して天龍・長良を獲得した。
▼TAKUMIさんの戦果

ノーマル大井さんと吹雪。
▼ヤギさんの戦果

初回の勝利では重巡の利根が一応勝ち組。荒潮ちゃんは可愛いよね。
▼ポイントF勝利後

駆逐艦2隻が加入。この時点での獲得艦、天龍・長良・不知火・潮のうち最終戦に参加できたのは長良だけ。
▼轟沈!

天龍がDeath ST失敗により墓場送り。おいらはこの日、Death STの目が悪く無名戦艦・無名重巡・天龍と沈没させている。
一方で最初に水雷戦隊を編成してしまい戦艦と空母の重要さに目覚めたふぇるでぃん氏は、無名艦で戦闘をやりくりして最終戦に戦艦*3, 空母*3を投入するという強さを見せた。
戦艦と空母あわせて3,4隻いるとDM側も攻めあぐねるものだが、それは初期保持している艦をそのまま保持するという点が重要であった。
▼昼食後

お昼を食べて帰ってきてみたら、誰かが台詞を落書きしていた。
▼入札!

あまりにドロップ結果が悪いので、艦娘の入札が開始される。
少女の人身売買なんじゃ…などと邪なことを考える余裕はなく、真剣に入札する。
無名重巡をその前の戦闘で失っていたので、モガミンをカード3枚で獲得。結局彼女が最後までからくり艦隊中核として活躍した。
▼霧島予約

遠征中の戦艦霧島をドロップした。これに重巡最上も加わってそこそこの陣容になる。あとは空母が欲しいところ。
霧島は遠征終了後にやってくる扱いだったが、雪風はシナリオの都合で遠征終了後撃沈扱いだそうだ(笑。
駆逐艦の雷撃で戦艦を撃沈したところ

ボス地点(J)にて敵戦艦4隻を含む艦隊と交戦。旗色悪かったがCritical Hitで24点与えて戦艦を撃沈した。
しかしさすがに対抗できず、失点ポイント4点差で惜敗した。
ところが2-4海域ボス戦はどうでも良かったのです…なぜなら、最終戦はそんなこととはまったく関係ない戦闘だったのですから!(衝撃の事実
▼全体状況

さぼりっこさんは空母2隻に電探積んでの機動部隊、ふぇるでぃんさんは戦艦*3, 空母*3を温存だったかな。あと2-4ボスをKiryuさんだけはクリアしていたとか。
様々な他所の情報が入るな中、今一度の入札・トレード・ドロップを経て、からくり艦隊は戦艦霧島・空母瑞鶴(電探付)・空母加賀・重巡最上・軽巡長良・スーパー大井で最終戦に臨むことに。
▼最終戦準備

いつの間にか艦娘たちが真田さんに改造されて波動エンジンによって宇宙航行&戦闘可能になっていたため、七色星団で危地にある宇宙戦艦ヤマトを救援するという任務を授けられた。
何を言ってるか分からんと思うが、ここにきて艦娘たちは宇宙に進出することに。
なにせ敵は有名な三段空母にしてそもそもミッドウェーにインスパイアされたがごとくなヤマトの名場面に艦娘たちが駆けつけるというのは、背景が入り混じり過ぎて楽しくなってくる。いやあ40歳越え参加者の魂をがっちり掴んで離しませんな(自爆。
▼最終戦闘マップ

提督6人対DM陣3人が盤面をにらむ。
敵は三段空母4隻、ドメラーズ3、次元潜航艇。当然、瞬間物質移送機での奇襲攻撃をプレイヤーは予測(笑。
▼任務:ヤマトを護衛せよ

ドリルミサイルで身動きのとれない大和。艦娘の大和にドリルミサイルって…(自粛。
真田さんと新見薫女史がドリルを逆転させる作業に没頭している。
▼七色星団にワープアウトする艦娘たち

真田「こんなこともあろうかと」提督「艦娘たちを呼び寄せるとは…どんな魔術師だ、あんたは」
▼戦闘隊形!

敵の艦載機を警戒して散開する。からくり艦隊は逆三角形に展開する。
▼イニシアティヴ

後手番有利と言われるこのゲームで、今回も安定の出目1d20[1].
このセッションのイニシアで出目1d20[1]の確率は40%くらいあった気がする。
▼ドメル艦隊、瞬間物質移送機スタンバイ!

艦載機が転移のために集結中。
なんと25マスもTeleport扱いで跳躍してくるのだ。
▼「ビッテンフェルトか! ならば致し方ない」

たぶん画面奥からKiryu提督(キュアブロッサム)、ヤギ提督(キュアマリン)、TAKUMI提督、ふぇるでぃん提督、さぼりっこ提督、からくり提督という配置。
ヤギ提督の艦隊はキュアマリン(山城)に率いられ、最初のラウンドから疾走に次ぐ疾走を重ねて突出。まるでビッテンフェルトの「黒色槍騎兵艦隊(シュワルツ・ランツェンレイター)」のようであった。
▼次元潜航艇を迎え撃て

右翼と左翼を入れ替えるとアウステルリッツ会戦のようでもあるな。ランヌの騎兵突撃のごときヤギ提督に続け! という右翼。
それはおいといて、左翼では前進してくる次元潜航艇(Insubstantial&Invisible扱い)の迎撃準備。さぼりっこ提督が電探付空母を複数隻所持しているのArea Attackでなんとかしてもらう。
▼マリ〜ン・インパクトォ!

僚艦も撃沈されてなお、前進近接するのを止めないヤギ提督に栄光あれ。
ちなみにドメル艦隊の艦載機の攻撃は8点ダメージ。最終戦のみ真田さん開発の波動防壁で、提督のImmediate Action使ってバケツカード消費により8点をダメージ軽減するというルールが導入されていた。これでも艦載機の集中攻撃を受けて、からくり艦隊は長良を撃沈されている。
▼終盤戦

ふぇるでぃん提督とさぼりっこ提督の艦隊が中央主戦場に到達。
あ、書くの忘れたけど、空母は中破(HP50%以下)すると攻撃手段を失うし、魚雷持ちは大破(HP25%以下)になると魚雷が撃てなくなるルールであった。
なので三段空母は4倍のHPを保持しているSolo扱いであったが、実際は倍のダメージで無力化できるのであった。
▼大勝利!

最後はからくり艦隊が周囲に取り付いて足止めしたところ、さぼりっこ艦隊がダメージを積み、ふぇるでぃん艦隊のCritical Hitでドメル艦隊旗艦を撃沈。
ドメル艦の艦橋部分が分離して宇宙戦艦ヤマト第三艦橋に取り付いて交信後に自爆を試みるも、再稼働した波動防壁に阻まれる…といった展開で、イスカンダル目指して進む宇宙戦艦ヤマトを見送る艦娘たちといった場面で終演と相成りました。
参加された皆様、お疲れ様でした。楽しいセッションありがとさんでした。


翌日旅行のため懇親会に参加せずに帰宅の途についたが、参宮橋から新宿までふぇるでぃんさんと御一緒した。
互いに「楽しかった」「また機会と御縁がありましたらよろしく」と、それはそれで良いセッションの終わりだったのではなかろうか。

*1:スーパー雷巡は魚雷が2回使える仕様になっている。